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2008年 09月 11日 の記事 (1件)


自民党の総裁選挙があらゆるマスコミを通じて報道されていますが、主要な問題は、今度の総裁は次の総選挙で民主党をはじめとする野党と次期政権をどちらが担当を国民から付託されるかと言う重大な選挙になる中でだれが自民党の顔になるかと言うことだと思います。

自民党が主としてこの60年政権を担当してきて、ここ10年くらいは単独政権維持が不可能になり、公明党の力を借りざるを得なくなって、今度の政局では、その公明党の言いなりにならざるを得なくなり、じわじわと様子が変わって来ましたが、政策のパラダイムはここ60年大きな変化は無かったと思います。

昨年の参議院選挙では、与野党逆転が起こり、その後次々に各地の選挙で民主党の勝利が続き、戦後初めて総理大臣の問責決議案が成立。漁民の人たちのストライキがあったり、運送業界のデモがあったり、一部では農民のデモもあったようで、従来では考えられないような変化が起こっています。

今までの政治のパラダイムは、自民党はお金の面では財界からの政治資金、政策立案では官僚の言いなり、要するに政・官・財癒着でやって来たものが、今回は公明党からの政策や政治スケジュールの指揮を受けざるを得ない状況までになって、ニッチモサッチモ行かないところまで落ち込んでしまいました。

このような状況の中で、経済的には政界の新興国からの追い上げ、資源の高騰、食糧事情の悪化等が進み、しわ寄せを多くの国民に押し付けて乗り切ろうとしましたが、国民の怒りは収まらず総選挙向けに単年度限りの定額減税実施と言う案を持ち出しましたが、こんなカンフル剤でごまかしは効かないと思います。

民主党だけでは頼りないのですが、共産党、社民党、その他の野党と力を合わせ、政界のパラダムシフトを起こさなければ日本は沈んでしまう一方だと思います。戦後だけでも60年の自民党・財界・官僚のしがらみに加え、公明党も食い込んできたのですから、そう簡単には断ち切れるものでは無いと思います。

ただ心配なのは、民主党が必死になっているかどうかですが、小沢党首も党内の各陣営を抜き打ち的に周り発破をかけているそうで、いま一つ心配です。

くたびれかけた自民党と言えども、政権の座からすべり落ちるかどうかは、生死をかけた戦いとしてあらゆる手段を講じて対策してくると思いますから、生半端な対応では勝てるものも勝てないと言う事になる可能性は有ると思います。

民主党が絶対勝つと言う保障としては、共産党を含めた野党統一戦線を作って、対公明党封じ込み戦略として共産党の力を借りるぐらいなことをしないと、安泰と言う訳にはいかないと思います。

国民の生活が第一と言っているのですから、ここでも民主党の思考のパラダイムシフトが大事だと思います。この際自分も変わらないと状況打破は難しいのではないでしょうか。
2008 09/11 09:22:54 | none | Comment(0)
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