一昨日母を病院に連れて行って、次の來院まで約2週間あることから、母がたつのに帰りたいと言うので台風も来ている事から、降り出す前にと一昨日かえって来ました。
稲はたわわに実り、りんごも今年は豊作らしく木にはぎっしり赤く実っていました。天竜川の向こうでは、90%以上先日のヒョウでだめになってしまった地域もあったようで、台風の通り道にでもなったら収穫を待っているこのりんごもひとたまりもありません。
一見のどかで平和に見える農村地帯ですが、干ばつ、遅い霜、ひょう、冷夏、台風などなど自然の力には今のところ敵いません。
それに肥料や、燃料代の高騰、機材の高騰で経営は苦しくなる一方。
ただ良いのは、万が一食糧の輸入が止まっても自営の農産物で何とか食いつないでいくことができると言う点です。
先日、国会議事堂の前でさえ開墾して食料を作ったと言う話をしましたが、またそういう時が来ないとも限りません。
地球の歴史では、みんなが揃って左団扇と言うことはなく、潤った国があれば、貧困に苦しむ国があってバランスが取れていたそうです。
今まで貧困に苦しんできた後進国が、発展途上国となって勢いをつけてきているわけですから、その逆の国が生まれてくることは歴史の必然と言うわけで、日本が歴史の流れに身を任せているとこれから苦しみの真っ只中に置かれるというわけです。
歴史の流れを全く受けないと言うわけにもいかないでしょうが、最小限の影響に止める努力はする必要はあると思います。
年々灯りの点らない家が増えてくる辰野の我が家の周りですが、窓から紅葉の始まりかけた山々を見ていますと、この平和で静かな環境の中でそこそこのお金があって、一汁一菜が確保されている生活ができればそれで満足だなあと思うのですが、日本が狂い出せばそうは行かなくなることは明白ですから、高級を食んでいる政治家や高級官僚、役人さんは真剣に働いてもらいたいものです。
年金記録の不備で13年間支給してもらえなかったと言う記事