あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
2008年 10月 05日 の記事 (1件)
直接混合方式を採用するなら長野県はガソリンには困らない県となるでしょう。昨日の話では、38億円する設備で半径50kmに一基のガソリン製造工場が必要いなると言う話でしたが、そこら中にある酒造メーカーを使えば、私達の住んでいる長野県ばかりでなく、たぶんほとんどの県で昔からの酒造メーカーがあるものと思います。
長野県で言えば、南から飯田市、中川村、駒ヶ根市、伊那市、辰野町、諏訪市、塩尻市、木曽地方とそれより北のメーカーは知りませんが、いたるところに酒造メーカーはあります。ガソリンまでも地産地消と言うことが出来ます。
エタノールを作る場合、原料の藁、木や草、間伐材を工場まで運んだり、工場からガソリン売店まで運ぶ距離が問題ですから、運搬ロスを少なくするには半径50kmと言うことではなく、身近にあることが大事です。半径50kmと言えば、長野県最南端の天龍村や根羽村から南箕輪村あたりまでですから、少量の材料運搬など出来るものではありません。
けれども、お酒を運搬する車は毎日のようにお酒を酒屋さんまで配達して各地を回っているのですから、トレーラーをつけて各地の酒屋さん近くに、草木集荷場を作ったり、紙屑、木屑、生ゴミは自治体が集めている清掃車で集荷した物を清掃工場ではなく、エタノール製造工場まで運ぶと言うことをしてアルコールに変換できるものは全て使うと言うようにすれば極めて効率的です。食用油などの廃液はゴミ集荷所に廃液タンクを用意して収集し、バイオジーゼルに変換できますからこれも利用する。
ただ既存の石油メーカーなどの既得権益、利権をまったく無視するとこの流れを阻止しようと言う勢力や、そこで働いていた人たちの生活が問題となりますので何らかの手を打たないといけないと思います。
エタノール製造の問題点は、原料の安定的な確保と言う問題そうですが、この問題までも解決の糸口を与えてくれるように思います。
今度の総選挙で、民主党や共産党、社民党が勝てばこれらの実現に大きく前進すると思います。
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