あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。

2008年 10月 07日 の記事 (1件)


昨日衆議院予算委員会の民主党長妻昭さんの年金問題に他する質問に対して、答弁に立った枡添厚労相の発言を聞いていてこれじゃ駄目だと強く思いました。

長妻さんは先ず全体像を掴めといっていたのですが、枡添さんは盛んに問題が出てきたところから問題の軽重を勘案して優先順位をつけ対策していくと言うことを言っていました。

こんなことを言っていたのでは、問題は何時解決するかメドが立たないでしょう。

大体において仕事の仕方としては、先ず全容を掴む、サンプル調査で仕事の量を推計する。サンプル調査することによって思ってもいなかった問題も浮かび上がりますからより正確な計画が立案され、確実な実施が期待できるわけです。こんなことは、民間の会社なら社員教育で教えられているはずです。

枡添さんのやり方は、モグラたたき方法としてやってはならない方法として教えられていますから、あの予算委員会を見ていた団塊の世代の人たちは「仕事の仕方が違うんだな」とガッカリしたと思います。

ですから何時頃解決するのかと言う質問に対して、やって見なければ判らないといなおざるを得ない答弁になり、麻生首相も同様でした。

この問題は、バイオガソリンをどの方法で作るかと言うような政治資金をもらっている業界の既得権益を左右するような問題とは違いますから、正攻法で対処すべきだと思います。

委員会開催時間には、現役の人たちは見ることができませんからもし現役の人達も見ていれば、自民党へ投票しようとしていた人たちの票は大幅に減ることでしょう。

しかし、今の自民党はこんな仕事の進め方の基本さえも忘れてしまうといった体たらくになってしまったのでしょうか。

こんな調子では、地球温暖化防止などといった、長期的課題に対してはとても科学的な対策など立案できるものでは無いと思ってしまいます。


それと、びっくりしたのは、霞ヶ関に野党から要求した提出資料を事前に自民党国対に見せろと言う指示があったということで、これを長妻さんが追求したところ、麻生首相が全く問題ないと答弁した事です。

長妻さんは、野党に提出する前に所管の政府機関や担当大臣の許可を得ると言うことはなんら問題が無いが、裏方の政党機関に事前報告をすると言うことは問題だと発言したのですが、麻生首相は問題ないとしたのです。これは検閲では無いでしょうか。自民党にとって都合の悪いことは伏せてしまう可能性があるのです。

以前NHKが放送前に事前に自民党に報告していたと言うことと同じ性格のものであると思います。

こんな調子で政治をしたら、とても世界の激しく動く状況に対処でき無いばかりか、純粋な技術的競争にも太刀打ちできなくなってしまうと思います。バイオエネルギーの問題などは、特定の業界のために世界的な遅れを取ってしまっている良い例だと思います。
2008 10/07 06:21:47 | none | Comment(0)
Powerd by バンコム ブログ バニー