あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
2008年 10月 11日 の記事 (1件)
昨日は辰野の家にいました。母が飯田に来る時、丁度ゴミ出しの日ではなかったため、一昨日と昨日たまっていたゴミを出しに行ってきたのです。
朝6時頃、所定の場所にゴミを出していたら、元近所の人が自転車でニコニコしながらやって来ました。この人はすぐ近くに家があったのですが不便なことから少し便利な所に家を立て出て行った人です。
この人、自家用の山はたくさんありますから、松茸やその他の茸もたくさん取れます。なにしろ私の住んでいる村は長野県でも一番松茸が取れるところだそうです。
それで思ったのですが、当然といえば当然ですが、寂れ行く観光地や農山村が活気付くためには、お金になる産業や観光資源が無いと難しいと言う事です。
農山村の場合は、山の幸である木材の切り出し、それを管理する営林署、鉱山、かっては発電用ダム建設と運用事務所。
けれども、ほとんどの物は海外からの輸入に変わってしまい、農山村にお金になる物がなくなってしまったのです。
農山村にあるお金に換えられるものは、山林と僅かながらの農地、季節によって取れる茸、ワラビ、フキなどの山野菜。しかしながらこれだけでは家を建て子供を教育し、マスコミによって宣伝されているような都会的な生活はできません。そのため人々は家を捨て都市部に出て行ってしまったのですが、時代が変わり、普通の産業は世界的に発展してくる発展途上国に取って代わられ、輸入に頼っているエネルギーも食料も、それらの国の自家用になっていき、日本が輸入困難になってくる時代になりつつある。
食料については、輸入が少なくなり食べる物をどうにかしなくてはと言うことになれば、一旦は捨てた農地をもう一度復活させて食料を得ようとすると思いますし、燃料については、バイオエタノールと言う以前は考えたことも無い物が、ガソリンの代わりになるということで、山や川の雑草地から草や木を刈り取りガソリンとして使う。
そう言う時代になってくれば、都市部では従来の産業は、発展途上国に取られて仕事がなくなり、食料と燃料は農山村に行かねば無いと言うことで、人々は都市部からお金を産む農山村へ大移動と言うことになると思います。
時代の流れは確実にそう言う方向になってくると思いますので、今から準備を始めておく必要があると思います。
バイオエタノールにしても、資源の豊富にある国々の方が先に手を打っているのですが、日本の場合は、なんとかなる、目先の利益で動くという習性を持っていますので、なかなか先を見た動きができない。
インターネットで見ていましたら、重油の枯渇については石油業界の会長さんがまだ50年は持つと言う発言をしていてその間は、自分達の利権を確保しておきたいと言うことではないかと思ってしまいました。
農山村んの疲弊を少しでも食い止めるためには、1日も速い直接混合方式のバイオガソリンの生産に着手して欲しいと思います。
北海道、新潟、宮古島、大阪の研究成果が楽しみです。
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