日本経済の今後はどうなることかと心配していたのですが、購読しているオートメレビュー社の オートメレビュー紙(1月7日号)1面にオートメ総合研究所所長の白岩禮三氏の論文が載っていましたので概要をご紹介します。詳細は、新聞を購読してお読みください。
なお氏は私のブログでも度々引用させていただいているのですが、極めて分かり易くまた的を射ていて極めて勉強になる論評をしている人です。是非世の中や世界の動向が気になる方には購読をお勧めします。
オートメレビュー:新聞購読申し込みページ<table border="1" cellspacing="2" cellpadding="2" align="left"><tbody><tr><td>オートメレビュー社白岩禮三氏の見解ご紹介
たった6年後にアジアは世界のけん引役になる!
購買力平価と言う観点から見ると現時点の経済規模は、
アメリカと拡大EUそれぞれ日本の2.5倍計5倍。中国2倍、インド1倍、その他のアジアと日本各1倍。計5倍で拮抗している。
2015年のそれは、米欧が合計6倍。中国4倍、インド2倍。これだけで米欧と同じ。これに日本と他のアジア諸国を加えると10倍の経済圏となる。
人口構造では、
07年の米欧合計6億人。中国12億人。インド11億人。アジア全体では34億人。欧米の5.7倍。
これが2015年には、米欧若干増。中国14億人強、インド12億人強その他のアジア10億人強、合計37億人。
年収500万円以上の世帯数は、米欧2億世帯、アジア全体でもほぼ同数。
これが2015年には、米欧2億世帯強、インドだけでも、2〜3億世帯。中国3〜4億世帯。その他アジアを合計すると10億世帯を突破。米欧の5倍となりこれがそのまま市場規模に連動することになる。
OECD(経済強力開発機構)の実質経済成長率予測数字(08年11月25日)
08年、09年、10年の順に、
日本、0.5→0.1→0.6
アメリカ、1.4→0.9→1.6
ユーロ圏、1.0→0.6→1.2
中国、9.5→8.0→9.2
インド、7.0→7.3→8.3
ロシア、6.5→2.3→5.6
ブラジル、5.3→3.0→4.5
つまり先進諸国は横ばいか微増に対して中国インドは今後とも大きく成長することが分かる。
従ってこれからのマーケットはアジアであり爆発的に増加する購買層に対して照準を定め市場戦略を練り、それに即応した開発戦略、販売戦略が不可欠となる。</td></tr></tbody></table>
こう言う事ですから、私達としては、こう言う動きにどのように適応していけば良いかを真剣に早く考えておかないと、乗り遅れてしまうと言うわけです。自分の所属している業界、会社、自分自身はどのように動くべきかを早急に検討した方が良さそうです。
更新履歴・・・08.11.24まで追加しました。