故郷を永く残して、災害時、今回のような経済的困窮時避難場所として田舎を確保しておきましょうというお話をしていますが、これには今故郷にお祖父ちゃんお祖母ちゃん、ご両親がいらっしゃるのなら、その人達にお元気で長くその地に居て頂くためには、生活を維持するために介護保険の活用が大切です。
介護保険を申請し認定されると、最初は要支援1か2が適用されると思います。我家の場合も初年度は要支援1でした。この段階では、通所介護とホームヘルパーさんの週1回1時間の訪問介護が認められるようで、入浴介護とか食事作りの介護をしてもらえ、助かったのはお買い物を依頼できて、町まで買物に出るには、約1?バス停まで歩きバスで約1時間町まで行き買い物、約1時間バスに乗って、徒歩1?しなければならないのですが、母の場合、とても1?歩くことは不可能で、(家の中でもつたい歩きのような状態で)週1回の買物でもお願いできることはありがたかったです。
翌年は状態が更に進行し、要支援2になりましたが、この段階になりますと、訪問介護が週2回2時間になりますので、週2回の入浴と食事作りの介護をお願いできるようになり、昼食は配達食で対応し、朝夕の食事のおかず作りを手伝ってもらうことができ、食事内容が確かなものになり母一人の生活もしっかりしてきました。母一人では食材の買物も不可能で、ご近所の人か親類の人のご好意に頼るしかないのですが、制度的に安心と安全が確保されたわけです。
これで一層母一人の田舎暮らしが確かなものになりました。介護保険では、これからが本格的な介護と言うことで、要介護1〜5までに分かれ、段階によって支援していただけることが決まっているそうです。
介護保険は強制的に支払いが義務付けられている事ですから、受けられる状態になったら子供達が申請して介護を受けれることが大事です。子供たちが狭い都会の住宅に親を呼び一緒に生活すことは、どちらの家庭に取っても無理が生じて上手く行かない場合があるようです。
ただこの方法は申請主義だそうですので、身動きの取れないご老人に代わって、親族の誰かが役場や、介護事業者に申請するなどの仕事をしてくれないと何方かが行って見たら餓死していたとか凍死していたなどのことになりかねません。あと身寄りが全くない人の場合、地域の民生委員の方が高齢者のご近所の人から連絡を受け親族に代わり役所に申請してくれるようですが、民生委員の方も仕事を持っている場合がありますし、日頃のお付合いがないと体調がおかしくなっても自然に気がついてくれると言うことはありませんので、本人が連絡するか、ご近所の人が連絡するかしないと行政の支援は得られません。
子供さんがいれば、子供さんが市役所の福祉担当部署に行き申請すると一番確実です。皆さんの周りに、子供のいないご老人がいらっしゃった場合は、ご本人が申請できる状態なら良いのですがそうでなかったら地域の担当の民生委員を探して申請していただくようお願いしてやっていただきたいと思います。
介護保険とは関係がないのですが、町による昼食サービスだけでも受けますと、現金と交換する時同時に安否確認もしてくれ異常があれば町に通報してくれると言うことですので、介護認定をうけられない状態でも、都会にいる子供たちに変わって安否確認してくれますので、心配がある方にはお勧めです。
これも本人か、家族が町に申請しないとどうにもなりませんので、心当たりの人はご確認してください。
介護保険についてのブログがありましたのでアーカイブの意味も含めてご紹介します。法律の内容は頻繁に変わっているようですから詳細はご自身で調べてください。このブログには要支援のことについては触れられていないようでした。
介護保険の概要説明ブログ
このようにして過疎化していく地域にその歯止めとして先ずは現在その地域に生きている人達にその地に留まって頂くということをやることが一番確実であると思います。こうしておけばいよいよ切羽詰った時の避難場所が確保されているわけです。
更新履歴09年01月07日まで更新しました。以上でお休みしていたたくさんのブログ復活までの掲載分の更新履歴でした。