あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
2009年 01月 27日 の記事 (1件)
「既に石油生産はピークに達しており今後生産量は減退する。減退の程度は年率4〜5%に達すると予想される。一方石油の需要は、今後も中国・インドも含めて経済・産業が成長すると予想され、世界の需要は年率2%前後で進むと見込まれる。この結果、今後10年間の予想をすると需要と供給とは大きなアンバランスをもたらす。2015年における世界のエネルギー需要は石油換算日量で1億6000万バーレルに達すると予想され、これに対し従来型油田から従来型技術による生産量は日量8000万バーレルと需要の半分を満たす程度に減退するであろう」 10年後には、需要は1億6000万バーレルになるのに、供給の側は8000万バーレルになってしまう。これがパリの専門家会議で言われていることです。 元資料へリンク <tbody></tbody><td> </td>
この資料は、 荒 岱介氏によって2004年にかかれたもののようです。2015年と言えば先日のエントリーで、白岩禮三氏のアメリカの力と中国・インドなどの力関係が逆転してくる。日本はこの流れに乗って生き抜く道を確立していかなくてはならないと言うような話をご紹介しましたが、石油の専門家の人たちも同じようなことを言っていますので、日本の政治家が鈍感では困りものです。 この論文では、2015年完全に石油が亡くなると言っていませんで、世界の石油需要量が1万8千バーレルで、供給が8千万バーレル。需要と供給のギャップが問題だと言っているわけです。 石油が一番効率の良いエネルギーだとしても、なくなってしまえばどうにもなりませんから、無資源国日本としては、太陽電池や風力発電、その他のエネルギーを利用して、バイオエタノール生産のエネルギーとして使いいかに効率よく植物をエネルギーに転換していくかと言う技術を開発して世界に貢献できる道を探っていくことにより世界の中で生き残ることが出来るのだと思います。 それにしましても、今回の世界同時大不況は考え方によっては良かったとも言えると思います。バブルに乗かって売れるわ売れるわで貴重な資源を食い物にして莫大なバブルを作ってしまったら、爆発した時立ち直ることが出来ないほど痛い目に遭ったかもしれません。 アメリカがどうなるかですが、世界の警察とか言ってイラクに引き続きアフガニスタンでお金を湯水のように使って良いものでしょうか。日本にしても自衛隊を海外に出すといっていますが、後6年先までに日本の大勢を整えておかなければ、世界の大変換についていけなくなるかもしれないのです。 今回の金融恐慌もトヨタ、ソニーでさえも予期していなかった短期間で襲われたわけですから、エネルギー問題にしても同じようにある日突然と言うことも考えられるわけで、私たちはあらゆる分野の情報に目や耳を向け意見を発信していく必要があると思います。
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