昨日は日ごろ私の母の世話で疲れている妻が、フィンランドの食事を食べたいと言うことで、中央アルプスを貫く権兵衛トンネルを通って木曽の楢川道の駅へ行ってきました。お店は道の駅楢川内にあります。
この不景気ですが日曜日と言うこともあり、かなり混んでいました。年齢層は定年後くらいの人が多く、妻の買物時やはり奥さんがお買い物をしていて待っている旦那さんと話をしたら、富山から来たとのこと。
そこで思ったのですが、これからの観光業の狙いは定年後の人だなと思いました。働き盛りの人はこの不景気何時首になるか判らないですし、子育てなどでお金もかかり、遊んで歩いているゆとり、気持にもならないでしょう。私達にしても1時間半かけて飯田から来られたのも、まあほぼ年金生活ですから行ってみようと言う気になったのです。
今朝インターネットで見たら、三菱自動車水島製作所が2月の稼働日が7日しかなく、生活が苦しくなった社員がアルバイトを認めて欲しいと会社に頼み一部認めたとの記事がありました。トヨタ、日産でさえ生産数を落としているとの事ですから、三菱自動車も更に厳しいのでしょう。
自動車業界がこの有様では、これに連なる部品業界、さらにその下請け業界は土砂降りと言う状況だと思います。もうアメリカのバブルがはじけ今までのように借金に借金を重ねて車やその他を買ってくれると言うことが出来ない状況下では、アメリカ国民の身の丈にあった購買力と、アジアその他の国の身の丈にあった購買力、日本でも中産階級が崩壊して、年所得200万円以下の1000万人の人達が買えるものを作らなければ買ってもらえないと言うことになります。
パソコンにしても、もう日本の高いパソコンは売れないでしょう。一体原価はいくらなのでしょうか。
つい最近、私のN社のパソコンと、母のS社のパソコンの動きが遅くなったので、メモリー増設を検討したのですが、調べたら1G増やすのにメーカーに頼んだらN社5万円強、S社9万円強。それでインターネットで調べたら、メモリーのアウトレット品があり、取り付け方法もマニュアルはとっくに無くしてしまい、インターネットで機種名まで入れて探したら、懇切丁寧な作業方法を教えてくれているものがあり、これなら自分でできるとメモリーをネット購入し取り付けてみました。メモリーの値段は1G各々5,000円前後です。
アウトレットのメモリーのICを調べてみましたら、メーカー純正品を同じ。
インターネットでこう言う情報に触れることができなければ、パソコンを買い替えでしたが、5,000円前後でパソコンは生き返ったようにサクサクと動き出しました。
こういうことから、メーカー品の原価と言うものに非常に疑問に思いました。日本にも3万円から5万円程度の安いパソコンが押し寄せていると言う事ですが、これに対応できるパソコンを市場に投入できなければ、日本は勿論、世界市場からはじき出されてしまうと思います。
インターネット普及のおかげで、私達消費者はたくさんの情報に接することが出来るようになって、自分でできることは自分でやってしまい、値段の違い仕様の違いなどもすべてインターネットで調査してから買うようになりますので、日本のメーカーも今までのように殿様商売はできなくなってくると思います。
メーカーが今までのような対応をしていれば、買ってくれるのはインターネットで情報を検索できない人たちしかいないと言うことになります。
日本の強みは先日の中国人民日報に書いてあったように、組織化された教育力ですから、社員一同でコンサルタントの力も借りて知識を練り合わせれば対処できることと思います。
頑張ってください、日本のメーカー様。
三菱自動車の様子を伝える、
ツカサネット新聞