最近30日分 最初の頃から 南信州観光カレンダー お問合せ、イベントご紹介は昨日はニュースでWBCでの日本がキューバに勝った話と、海上自衛隊がソマリア沖に派遣された話しが盛んに報道されていましたが、気になったことはキャッチフレーズに「サムライ日本」と言うキーワードが使われている事です。
「サムライ」とは武士の事ですから、すぐ結びつくのが桜井よし子さんの武士道精神です。桜井さんがどうして武士道に回帰するのか判らないのですが、よほど江戸時代、明治時代、太守時代、昭和の戦前が大好きらしく危険な復古主義のように聞こえてなりません。
またWBC参戦の日本選手団をどうして「サムライ」と言うのかも判りません。日本選手団が希望してつけたキャッチフレーズとも思えません。
丁度時期を同じくして、海上自衛隊が国際海域に乗り出す。平和憲法をもっている日本が、日本のエネルギーを守るためだと言って、憲法に抵触する恐れのある行動に出る。
日本ナショナリズムを煽っているような気がします。ソマリア海峡問題は日本としては、憲法に抵触する恐れがあるので、自衛隊は出せないが他の手段で貢献したいといえば済むことだと思います。世界が恐れているのは日本がまた昔に戻り何とかなる思想で世界を戦力で押さえ込もうという行動に復帰することだと思うのです。
このなんとかなる思想は、理屈抜きの駆動に出る精神的支柱のようなものですから怖いのです。WBCの日本選手の素晴らしい活躍もナショナリズムの高揚に逆手にとって使われてはたまりません。
こう言うチマチマとした発想が日本をだめにしているような気がします。100年に一度と言う不況下、国民は苦しんでいるのですから、憲法に抵触するかもしれないと言う海外派兵などしていないでそのお金を国内に回して経済の建て直しに使うと言うことをしてもらいたいものです。海賊問題は昨日今日起こったことではありませんので、日本としてはどうしたら憲法に抵触しないで解決に貢献できるかを考え出せばよいのだと思います。
武力こそ最高の交渉の手段だというのではあまりにも昔と変わらない古臭い考えだと思います。
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