あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。

2009年 05月 04日 の記事 (1件)


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レンタカー屋さんから、三原山方面に向かいかなり時間が過ぎてお腹がすいてきたのですが、この方面では食堂が見当たりません。温泉では食堂はやっていないし、これでは、三原山を一周して町に入らないとご飯にありつけないかと心配していたのですが、1軒の食堂が見えてきました。もうこの先あるかどうか疑わしいので入ることに。

小さな食堂ですが中はいっぱい。何を食べるかメニューを見ていたのですが、焼きうどんのいい匂いがしています。誘われてそれを頼み待つのは長い。ようやく食事が終わり、満足したので外に出て、今度は小さな路地にも入ってみることにしました。海辺の方向に降りていくと、なにやら看板が立っています。とにかく海方向に狙いを定め下りていくと小さな神社の祠がありさらに下りていくとゴルフ練習場。どうも今わ使われていないホテルのゴルフ場見たいです。海辺の岸壁まで行ってみますと、急坂に海に向かってコンクリートの広い道ができていて、先端には2本の車止めが突っ立っていますが、もしこの急坂でブレーキが効かなくなったり、坂道発進で上手くいかなかったら、それこそこ大変だと、車を急坂の上に止めて徒歩で一番下まで行ってみることにしました。先端には、危険につき立ち入り禁止と言うホテルの警告が立ててあり、コンクリートで作った、ウィンチの操作小屋のようなものがあって、これは以前はホテルへの物資をウィンチで運んだところだなと思いました。ホテルができて当初はさかんに人の往来があった所かと、そのイメージを頭に浮かべて今は地元の人たちしか使っていないであろうゴルフ場を見てきました。

どこでもそうですが、景気の変動やなにやらで、コンクリートの異物が放置され景観を台無しにしていることは残念です。使用しなくなったら元に戻すことを義務付けたらいいと思うのですがいかがなものでしょうか。倒産で閉鎖と言うこともありますが、自動車や家電製品と同じようにリサイクル費用として最初に積み立てさせておくとか、行政で費用を徴収しておくなどもいいと思います。
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その後、島の海岸に沿ってあちらこちらを見ながら登龍峠(のぼりょうとうげ)まで来ました。この峠は、龍が登っていくように蛇行した道だということでこの名前がついているそうです。レンタカー屋さんの叔父さんは地図を渡してくれながら、この峠には登らず引き返してきた方が良いと繰り返し説明してくれたので、登っていって危なさそうなら引き返すつもりでいったのですが、どこが危ないのといった程よい道なのです。南信州なら国道並みなのです。

峠の頂上から八丈島空港が見られますが、八丈島は、南に三原山、北に八丈富士の二つの火山を持ち、その真ん中に町や空港があるのですから、八丈島の人々は空港建設計画が持ち上がったとき、一番良い平野部を空港にしようと言うのですから、喧々諤々だったことだろうと想像しました。夜すし屋さんで聞いたところでは、現在4便ある飛行機も3便に減らす計画もあるとのこと。こういう大型投資も、お金になればいいということで、ゼネコンとそれを取り巻く政治家や官僚が後先考えず建設を決めてしまうということが多々ありましたから、先々の重荷にならなければ良いなと思いました。

せめて多くの皆様が利用して八丈島振興にこの空港を利用されることを望みます。船もありますが、赤字で東京都の補助を受けているそうです。
2009 05/04 07:33:19 | none | Comment(0)
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