あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
2009年 05月 27日 の記事 (1件)
 資料は、 日本地熱学会資料を参照しました。 昨日ブログのエントリーを終えた後、地熱エネルギーを日本で使えるところはどのくらいあるだろうかと調べていたところ、いろいろの資料があったのですが「日本地熱学会」と言うところの資料に上図のような資料がありました。近畿地方に少ないものの42度以上の熱水が出るところはあり、メタンガスを発行させるのに必要な温度(37℃)は確保できそうですし、そのガスを使って工業用のメタンガスを取り出すための熱源にすることも可能だと思いますので結構日本ではメタンガスを使ったバイオエタノール生産は安くできるのではないかと思ってしまいました。 地理的には、北海道、東北、中部、九州地方に多いので、大都市から出てくる人糞をこれらの地方に持っていくことが大変ですが、油と遠い油田地帯から運ぶことを考えれば、大型タンカーで地熱発生地帯の港まで運びそこからパイプで運んだり、大型の衛星車で運んだり、またはパイプラインで大都市と結ぶなどして地熱を利用してメタンガスを作りそれを今度はエタノール生産地点に鉄道やタンクローリーなどで運び、エタノール生産のためのエネルギーに使うなどすれば、燃料エネルギーに乏しい日本としては価値あることではないでしょうか。 人糞などは下水として処理されているので、水分が多すぎ運送に無駄が多いと言うことになれば、水分をろ過する装置が必要になると思いますが、そんなにたいした工夫は要らないのではないかと思います。電気エネルギーなどを熱に変えることは大変な費用が必要になることから、熱源には地熱を使うことが一番だと思います。地熱を使った発電では、大変な初期コストがかかることと、ランニングコストとして、頻繁なパイプ交換、タービンの補修コストが必要となるそうですが、メタンガスを作る程度の設備なら、37℃程度の温度があれば良いとのことですから、場所によっては直接大地から発酵施設にパイプで送り込むこともできそうです。発電タービンを回すほどの高圧の水蒸気は不用ですから、地内に高圧と、噴出する硫化物に耐えられるパイプの埋め込みは不要となり安くできるのではないでしょうか。埋め込むにしても高耐圧性は要らないので、対硫化性だけを考慮したパイプで良いので比較的安くできると思います。 それに、今はプロパンガスで走っているタクシーなどの燃料としてもメタンガスは使えると思いますから、タンクローリーの燃料としても使えられれば、一石二鳥だと思います。とにかくバイオエタノールを原料生産地域とと、消費者の近くで作ることが大事ですから、今は夢のような話であったとしても、研究に研究を重ねて実現化しないと日本の将来は無いのではないかと思う次第です。
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