あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。

2009年 07月 04日 の記事 (1件)


4月求人倍率が全国平均で、0.46。飯田市などは0.3台の数字も見えたのですが、これは求職者10人に対して仕事にあぶれる人の割合が5人から7人と言うことですから、深刻な問題です。つい先日の地方新聞では、この失業者対策として30人ほどを市が道路や、山林の整備などに当てると言ったことが報じられていますが、私はこの際、居住区や観光地の美化清掃に失業対者策として雇用して使ったらどうかと思うのです。

一つは駆け込み寺を作り、今日明日の食糧を買うお金が無くなったら、駆け込み寺へ飛んでいく。さしあたりの食事が出来、明日の仕事を配分してもらう。配分先には土建業者を使う。現在土建業者は仕事が無く大弱りですから、知り尽くした地元の清掃を区割りしておき行政が責任を持って各地域に失業者を派遣する。この清掃は納期がゆるくてもかまいませんから、毎日確実に何人と言う厳しさを伴わず、出来るだけでよいと思います。また積極的な業者はハローワークで人集めをしても良いわけで、こうすれば今日明日ご飯を食べられない人たちが、路頭にさまようことが無く、金持ちの老人宅を襲ってお金を奪うと言うようなことは少なくなると思います。それでも仕事がなかったら生活保護を与える。

こういうことを行政が行わないと、実際問題として失業者対策はできないのではないでしょうか。スーパーなどでお弁当を買い、そこで食べていますと、度々見かける私たちと同じ年齢のご老人はいつ見てもカップラーメンですし、ただ座っている私より若い人は、じろじろ私がお弁当を食べるのをみています。羨ましそうに見られているのも気持のよい物ではなく、万が一狙われたら、若い時覚えたラグビーのタックルで体当たりして何とか逃げられるかななどと思って食べているのですが、力が弱くなってきたら、お弁当を車の中に持って行って食べなくてはならないかなと思っています。

歳をとってくると、社会不安は人事ではありません。いつ自分たちが社会不安の犠牲者になるか分からないのです。日雇いでも何でも良いので国や自治体がコントロールできる仕事を作り、正規の労働市場からあぶれた人を救うということをやってもらわないと、不安は募るばかりです。今人事に思っている人たちも体力が衰えれば犠牲者にならないとも限りません。

山岳部の多い南信州では、林道、遊歩道、河川敷の清掃はほとんどボランティアなどでやっています。居住区の清掃は住民全員参加でやっていますが、これらを土建業者に任せ、土建業者の監督の下作業をしてもらうというようにすれば、倒産の多い土建業者は救われますし、私たちのように朝早くから仕事をしなくてはいけない者も大助かりです。こういうことにばら撒きのお金を使って欲しかったですね。
2009 07/04 08:42:58 | none | Comment(0)
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