あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
2009年 07月 10日 の記事 (1件)
7月8日付けのオートメレビュー社の白岩禮三氏のオートメ評論を見ていたところ、GMの立て直し策としていた、44の工場を33に減らすという案があまりに多くの失業者を生むと言うことで棄却されて、中国で100万円電気自動車発売予定の奇瑞汽車と合弁と言う奇策が飛び出しかねないと言うことです。これはオバマ大統領が12年までに国際的価格競争力を持った電気自動車を量産するということが柱になっているようです。
奇瑞汽車の目標価格は100万円ですが、車両製造経験が浅く、走行性能、耐久性能、乗り心地、組み立て方式等々についてGMのあらゆる技術を注ぎ込めば200万円以内の電気自動車製造が可能だと言うわけです。もちろん米国内での製造、販売も可能で軌道に乗ればGMの北米全工場のフル稼働が見込まれるとのこと。
それに対して日本では、三菱自動車が460万円、来秋発売予定の日産でも政府補助込みで200万円以下を狙っているとのこと。もしこれらがそこそこに行っても、税金の補助が無くて200万円以下のGM車にはかなわない。トヨタも12年市場に出すと言っていますが、まだ値段は分かりません。
世界的な車の需要は、バブル崩壊以前の7割り以下になると言うことで、市場縮小の中でのシュア争いと言うことですから、先ずコスト競争に勝たねばならず、あらゆる業界から市場参入してくる可能性がありそうなりますと、今までの常識が常識ではなくなり、過去の栄光にとらわれていては到底戦にならないと言うことになります。
問題はバッテリーですが、バッテリー技術にキャパシタを利用して、電気自動車の走行距離を、『5分の充電で800km』が可能な研究も進展しているとのことで、こうなりますと、小型自家用車は電気でと言う時代が来るかもしれません。もしこれが実現すれば、私たちの今まで経験した産業や技術は全く陳腐化してしまいます。したがってこれから先の生活を維持するための方策と言うものもよくよく考えていかないと、時代に取り残され悲惨なものになりかねません。自民党・公明党の皆さんがそこまで考えているのか心配になるところです。
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