あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
2009年 07月 14日 の記事 (1件)
昨日麻生首相が、すったもんだの挙句に7月21(火)日国会解散、8月18日(水)公示、8月30日(日)投開票との日程が発表されました。この総選挙に期待することは人それぞれだと思いますが、私は、新政権が石油連盟を強力に指導し直接バイオエタノール混合ガソリンを製造・販売推進させることです。
このことにより、荒廃していく農山村でバイオエタノール用の草木採取を盛んにして、現金収入を得られるようにし、今後あふれてくる失業者の吸収対策としても活用する。多くの若者、中高年の人々が田舎に来るためには、収入があって、結婚し子育てができ、高校、大学までの教育が可能な田舎でなければ定着は期待できないと思います。それに農業と言うものはそこそこ出来るようになるまでには2年から3年はかかりますから、その間の生活は昔の開拓と同じで先ずは草刈や間伐から初めて収入を得ながら農業に挑戦してくと言う無理の無い方法で進める必要があると思います。
平行して全国いたるところにある、小さな醸造工場を中心にしてバイオエタノール生産施設を作り、バイオガソリンの地産地消システムを作り上げていく。これでも就業人口の増加になると思います。
また、バイオエタノールを作るためのエネルギーとして、動物の糞尿、下水道の汚泥、家庭生活から出る生ごみ、1億3千万人から出る人糞を利用して、火山列島日本の特性を活用し、地熱でバイオ発酵をさせてメタンガスを作り、メタンガスを各地の醸造所に送り、このエネルギーでバイオエタノールを作る。この仕事でも大量の就業人口が必要となると思います。こうやって全国いたるところで人々が生活できるようになりますと、子供の教育にも親の仕事を見ながら育つ子供も多くなって良い方向になると思います。農山村ですくすく育った子供たちに十分な教育をして、高等教育にもお金の心配をしないでかけてあげられるようになってくれば、日本の知識レベルは集団として世界に引けを通らないものになり、少子高齢化が避けられない現状ですが、質の高い子供たちを残すことによって、幾分かでも負担を減らしていく。
それと水です。バイオエネルギーを得るためには大量の水が必要とのことですが、日本は火山列島であると同時に、大量の降水国でもありますので、降水時に今油田国との間を行ったり来たりしている大型タンカーに水を集め、メタン発酵所、エタノール醸造所に運び(これはタンクローリーで)使うようにすれば、水道水のような処理をしなくても使えると思いますのできわめて安上がりです。これらの費用は、遠く海外に石油を買いに行く費用に比べればとてつもなく安いと思います。それに国内で循環するのでその意味でも助かります。
電気自動車が走るようになっても、電気は必要ですからこの電気を発電させるためにも、バイオエネルギーは有効に働くと思います。
また国内観光にとっても、青ヶ島、八丈島、三宅島、などの地熱が使える島々や、北海道、草津、箱根等々の地熱のあるところでは、観光名所としても使え、それに伴って周辺のインフラ整備が行われるため、交通の便も今よりよくなってよりたくさんの人たちが訪れるようになると思います。
これから先、20世紀型の成功体験を引きずっていては、どうにもならないと言うことが言われていますが、このバイオエネルギーを通した農山村の活性化こそが、新しい産業郡の一つであると思います。
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