
都議選の結果民主党が大勝し、公明党が前回維持、自民党と共産党が大負けしたと言う結果が出ましたが、たくさんのブログを見ていましたところ、次にくる総選挙を考えると単純にそんな物ではないと言うことがわかりました。上記表の数値は、インターネット上で調べた数値ですが写し間違え等があるかもしれませんので、気になる方はご自分で調べてください。
先ず民主党ですが、得票数が前回に比べ約123万票と2倍以上になっています、。他の政党は組織票が主であると思いますから、これは無党派層の票が流れたと見られます。したがって次の総選挙でも無党派層の票が無ければ、この勢いを維持するということは無理だと思います。
自民党については、議席数ではマイナスでしたが、得票数では約12万票と9%増やしています。にもかかわらず、10議席を失ってしまった。これは前回比得票率を約10%あげると言うことで頑張ったけれど、民主党のそれは自民党に比べて10倍以上の215%と言う上昇であったため相対的に議席数が激減してしまったと言うことだと思います。怖い物ですね。いくら今まで以上に頑張ったといっても、相手がそれを上回っていればこの結果です。投票率いかんではいつでも民主党を逆転できると言うことです。自民党の組織はいまだ弱体化していないのだと思います。けして侮れません。
次に公明党、公明党は4万票以上減らしているにもかかわらず議席は現状維持です。これは票割などの選挙技術が上手で、創価学会を全国的に総動員できた結果であると思います。次の総選挙では、この公明党の票が自民党にも流れますからとても怖い存在だと思います。組織票であるので簡単に減らすことはできないと思いますが、さらに減っていくことは期待できます。都議選と総選挙を極力3ヶ月は離したいということだったのですが、2ヶ月しか離れませんので、全国動員が都議選より落ちる可能性があるからです。
共産党については、約3万票増やしていますから、全く努力していなかったと言うことはないのですが、現職の落選が多いと言うことから現職の地域でのどぶ板活動が弱かったのではないかと思います。民主党でも現職が落選すると言う現象がありましたが、小沢元代表の弁では、現場での活動の弱い者は、民主党に向かっていた風に自分たちが吹き飛ばされてしまったのだと言っていましたが、多分共産党にも言えることだと思います。
なお、昨日図書館で見た新聞で、毎日新聞が今回の都議選の結果を衆議院総選挙に引き写したらどうなるかと言う記事を出していましたので明日はこれを検討して見たいと思います。民主党が風頼みと言うことで、非常に弱体であるので本当に心配です。もはや自民党では郵政民営化で日本の郵便貯金を海外に売ってしまうとか、エネルギー問題でも石油連盟の言いなりになって手を打てず、ずるずると日本を弱体化してしまうなど、今度の総選挙で自民・公明にまたもや政権を渡してしまわざるを得ないとすると、後5年で日本はがたがたになると言う悲惨な状態になると思います。