あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。

2009年 07月 31日 の記事 (1件)


我家での朝起きての楽しみは、ミクシィに孫の発育状況が写真入で載っているのを見ることです。今朝のミクシィでは2歳4ヶ月になる孫が始めてトイレにまたがってウンチをしたとのこと。ひとつポトンとしたそうです。こんなささやかなことでも孫の成長を見られて嬉しくなります。最近は歌もいくつか覚えたらしく、うたっている風景がまぶたに浮かびます。この孫は嫁さんのご両親の爺、婆が近くにいるので、私たちと合わせて4人の祖父母がいるわけで、可愛がられて幸せだと思います。

こういう幸せな子供でも、これから幼稚園や保育園、小学校、中学校、高校、大学、大学院へと順調に進むことができるかどうかは、安定して親の仕事が確保できるか、社会の子供の教育援助がしっかりしているか、また私達お祖父ちゃんやお祖母ちゃんが、子育てを応援できるかなどにもよると思います。以前は豊かな家系に生まれたらほとんど間違いなく教育を受けられたのですが、最近は怪しくなってきています。中間階層以上でも格差が生まれてきて、多くの場合貧の方の層に入っていく人が多くなってきたのです。現在607万人の企業内失業者がいるということですが、この人たちが失業したらほぼ確実に貧の階層に仲間入りです。専門家は後5年で日本が崩壊する恐れがありその場合、607万人は失業して貧の階層の人々にならざるをえません。そうなれば、子供の教育が親の責任とされている現状では、子供たちと日本の将来はどうなることでしょう。

こういった場合非常に大きな問題は、国や自治体の教育に関する方針や、施策だと思います。したがって国政選挙や地方自治体の選挙は大事だと言うことになるわけですが、私たちが現役の頃を思い出しますと、とても政治問題を勉強するとか、ましてや他人に訴えるなどと言う暇など無かったわけで、とにかく仕事と、夜は家に帰って寝るだけ。土日の出勤は当たり前で、またその収入が無ければ家計も維持できなかったのですが。今の若者も特にひどい経済事情で、私らの時代にはいなかった、派遣労働者や偽装労働者が増えてきてしまって、一番政治の影響が大きく感心を持たねばならない人たちが、今日食べたり寝るところを探して歩かなければいけない。自殺も増える一方で、政治のことなど考えていられない。それに昔ほどではないと思いますが、会社や地域自治会で、自民党や地域の親分さんに楯突こうものなら会社では一生冷や飯食い。地域なら村八分。長い間のこういった状況が現在惨憺たる状況を作りつつありますので、バブル絶頂期を乗り過ごして来れた私たちが情報を収集したり、ブログで発信したり、町の中での政治活動をすることによって若者たちの未来を少しでも明るいものにするということが大事だと思います。それがひいては、高齢化していく自分達を守るということになるわけです。もう会社とは縁が無いですし、地域自治会とは付かず離れずのお付き合いをしていれば良いと思います。

ここで全てを国の責任とするだけでなく、地方自治体段階でもなすべきことがあります。私は去年から87歳になる母の介護に直接かかわるようになったのですが、やって見て自治体により、支援の程度に大きな差があることが分かりました。直接的に実感するのがゴミ処理の問題。
ゴミ.jpg

燃えるゴミの場合一袋の税負担は30円で同じなのですが、一袋に入るゴミの量が辰野のほうが3倍入るのです。埋め立てゴミについては容量は同じですが、税負担が2倍高いのです。後水道料や、固定資産税、自治会費等々全て列挙して、どちらが安く生活できるか比較するのも面白いと思いますが、ゴミだけをとってもこの違い。

また、さまざまな相談を行政組織を中心にするのですが、飯田市の場合市役所にメールで問い合わせても私の場合3ヶ月も返事が来なく、秘書課に直接電話をしてようやく担当者から返事をもらうというような状況でした。辰野町の場合、FAXが中心なのですが翌日には担当者から返事が来る。これなども国の責任ではなく各自治体が対応すべきことですから、各自治体で対応できることは研究して費用を安くする努力をすべきだと思いますし、レスポンスを早くして回転を良くするという事も大事だと思います。飯田市と辰野町でこうも違うということは、飯田市でも近隣の自治体、全国の自治体と飯田市を比べて劣っている点優れた点を調査し劣っている点についてはなぜかと言うことを調べ対応してもらいたいものです。

こういった苦情を会社や役所に言えば、いやなら他の会社に行けばいいじゃないかとか、そんなに辰野が良いのなら、辰野に住めばいいじゃないかといわれてしまいますので迂闊なことは言えなかったのですが、こういうブログなら書くだけですし、どなたか飯田市に関係する人に見てもらえるかもしれませんので書いておきます。

このことから昨日書いた外国人教師の問題、30年近く飯田市に住んでいる私でも下手なことを言ったら村八分といくことで気をつけているのに、行政の役人に自分の国で言っていいことでも、飯田では言ってはいけないこともあるのだなどと知る由も無かったと思うのですが可愛そうな事をしました。各学校の事務員校長先生なども押して知るべしですから、いやはやなんとも言えません。私のところに相談に来てくれても私がビビッてしまうだけで何もしてあげられなかったでしょう。多分今回の行政担当の人も自分は民主主義に育った民主的な人間だと確信していることでしょうが、歴史性と言うか、地域に根付いた慣習と言うものはとても変えることが難しいということの実証の一つの出来事でした。外国人教師被害者だけでなく、飯田市も日本も民主的教育を受けた外国の人々に悪印象を与えたという意味でも残念な出来事でした。

改革は上から下からどんどんやっていかないと時間がかかりますから、少しでも早くしないと世界の競争の中で立ち遅れてしまう一方だと思いますので、情報を交換し合って強力に進めていくべきだと思います。


2009 07/31 11:50:23 | none | Comment(0)
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