あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。

2009年 08月 18日 の記事 (1件)


16日より母を飯田市から辰野町に連れてきて、機能7日にご近所の新盆見舞い、お寺さんへのお金納付、JA上伊那さんとの母の9月介護計画打ち合わせ、辰野役場への給食増配依頼、辰野町選挙管理委員会への衆議院選挙の事前投票日確認、19日から可能とのことでそれに伴った社会福祉協議会への車椅子借用延期申請、妻に飯田に変える日の通知、それと生活物資の買出し。まあ一人老人がいるだけでもこのように極めて煩雑な仕事があるもです。それらが終わってから、久しぶりに伊那市のスポーツクラブへ行って、温泉で骨休み。帰ってきてから、青い山々を眺めながら、飯田から持ってきたサッポロ黒ラベルの生ビールをディスペンサーからジョッキで何杯かお腹に流し込みながら明日の作業計画を立てました。

その計画に基づき、朝起きて、まずは庭の草刈、つい1ヶ月前に4日かけて刈った庭はもう草ぼうぼう。畑と田んぼは放っておいても秋がくれば枯れてしまいますので庭と家に入る道だけにしたのですがそれでも2時間。朝で日が昇っていないことと、まだ草の丈が伸びていなかったこと、夜露で草がぬれていたことで早く終わりました。

それで思ったのですが、今は草刈としてもガソリンを使うだけですが、この草がバイオエタノールに化けたらせめて草刈をするくらいのガソリンに充当することができるかもしれないと言うことです。お盆前に通ったときも昨日も、畦の草刈をしている人を見かけましたが、皆さん刈りっぱなしです。人件費をかけて燃料費をかけて得られる物が何も無いわけですからなんともむなしい仕事です。

それに耕作放棄された広々とした田畑。昔は人の声で賑やかかったであろう里山。今はみな荒れ果てています。その上の緑豊かな山々も間伐されることも無く集中豪雨でも来たら、過去のように死亡者がそこら中で出るでしょう。手を打たなければならないことは誰でもわかっていますが、問題はこういう作業をしても生活を維持できるほどのお金にならないことです。

その結果、山里からは人が離れてしまい、食料も生産できる畑や田んぼは耕作放棄。こういう山や田畑を活用して生き返らすためには、こういう所からお金が生まれるようにしなければ無理だと思います。バイオエタノールの活用が本格化すれば、バイオ燃料の原材料を田畑の土手や里山の間伐材、さらに高いところにある山々の間伐材をバイオエタノール用に出荷して現金収入を得ながら農業にいそしむことで生活が維持できるようになると思います。

これから従来の産業がBRICS、VISTA諸国に取って代わられ、日本では従来にない新産業を作らなければ、大失業者の群れです。食糧危機の到来も叫ばれている現在、失業者の吸収にもバイオエタノールを副生産物とした農業の推進は大事なことだと思うのですが、政治の世界では農業は大事だと言うだけで、まだまだ本格的な取り組みが叫ばれていません。

久々に生家で川の流れの音と、風の音を聞きながらそんなことを考えました。

2009 08/18 13:22:17 | none | Comment(0)
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