あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。

2009年 08月 27日 の記事 (1件)


昨日調べたところでは、バイオエネルギーとして利用できるのが、バイオエタノールとバイオガス(メタンガス)。バイオエタノール混合ガソリン使用の場合、NOxガスが出ると言う問題があるそうです。これもバイオ電気の開発が進みバイオ電気で車を走らすことが出来れば、エタノール生産をバイオガス生産に置き換えれば良いので、半永久的にバイオエタノールを使わなくても良いと言うことから絶対的問題とは思えません。

問題は経済性ですが、バイオエタノール、バイオガスとも生産には発酵させるための熱が必要で、このために化石燃料を使っていたのではとても採算が合わないと言うことになると思います。そこで私が考えるのが、日本は火山列島であることから、この地熱を利用したらどうかと思うのです。地熱発電では、地表から数十メートルから数百メートル奥深くまで対高熱、対高圧、対硫化性のパイプが必要ですが、バイオガスの場合、発行条件が38度から60度ぐらいなものですから深層部までの掘削は必要なく対高熱、対高圧性能は地熱発電に比べて穏やかな物であり、安価に製造でき、工事も安価にでき、維持費も安価だと思います。

私の狙いは、バイオエネルギーにより全国に散らばる農山村、魚村の活性化を計り、これから発生してくる大量の失業者のための雇用対策としたいと言うことなので、原料としての間伐材、草や木を有する農山漁村の近くでバイオエタノールを生産できガソリンと直接混合して、地産地消しながら都市にむけても出荷していくということです。

そこでバイオエタノール醸造用の熱源にバイオガスを使ったらどうか。バイオガスはメタンガスのことですから、このメタンガスを大都会の人々が発生させる食料残渣、人糞、建設資材の廃材、大規模な牧場の糞尿、下水の汚泥等々を火山近くに運びここでバイオガスにして全国にばら撒き、全国のバイオエタノール生産工場で熱源として使う。また一部は発電用に使い設備の運転用に使う。こうすることで、化石燃料を一切使わない循環型のシステムを作り上げる。非常に大事なのが自然に存在する地熱の利用です。

バッテリーの開発が進み安い価格で電気自動車が作れるようになったら、バイオエタノール工場をバイオガス生産工場に切り替え、発電機に回して電気を作る。これを充電して電気自動車を走らせる。

さらに進んで、バイオ電気自動車が出来たら、燃料電池にバイオガスを使う。これの方が理論的には熱効率が良いとのことなので究極的にはこの方法に落ち着くかもしれません

。ともかくものすごい科学技術の進歩です。一層こういう技術開発に必要な人材育成にしっかりお金をかけて教育していくと言うのも政治の役割だと思います。今回の選挙で自民・公明の古い価値観での政策から、教育を優先させ、そのためには教育を受ける世代を担っている社会福祉で働く家庭の奥さん方、職員の方々の賃金を普通の企業に勤める人たちと同等にして子育てしやすい環境整備も大切になってくると思います。

高度な社会福祉が実現されるめどが立ってくれば、以前日本に眠っている金融資産は1,400兆円と書きましたが、09年8月号の飯田商工会議所ニュースでは、眠っている金融資産は、1,460兆円とのことです、このお金が動き出す条件が出来るわけです。

産業構造もこの総選挙以降大幅に変えていかないと日本は持たないと思います。

参考資料1バイオマスエタノール、 

参考資料2メタン

2009 08/27 12:45:50 | none | Comment(0)
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