昨日は飯田商工会議所主催のリニア新幹線講演会に行ってきました。講師は三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社の部長加藤義人さん。これは2025年開通予定のリニア新幹線が「飯田に駅を作ったら」と言う前提でこの影響についての勉強会です。東京まで45分、名古屋まで25分。時間的にはもう通勤、通学圏と言うことで陸の孤島と言われる飯田市が一躍脚光を浴びる可能性が出来る反面、他の停車駅、神奈川県内、甲府、岐阜県でも同等の利便さが出るわけで安穏としていれば、メリットを持って行かれてしまうと言うお話でした。
JR東海の計画では、2025年開通と言うことであと16年後のことですがこれはすぐ来てしまうと言うことで、市でもコンサルタントを入れて対応を検討開始した模様です。
ところで、リニア新幹線が、飯田市は良いとしても近辺の南信州にどのように影響するかと言うことも考えておかねばならないことです。昨日ご紹介した、バイオエタノール生産研究所が出来た平谷村などはどうなるのかなと言うことを考えてみました。平谷村HPによると、車の場合飯田ICより国道153号線を45分。バスは無し。鉄道を使った場合でも、温田から売木村まではバスはあるのですがその先がない。研究施設を作ると言うことは、実験に伴う研究者たちが行きかうことになると思いますから、都会にある大学から平谷まで足げく通うことが出来るかどうかと言うことも大事だと思います。
リニア新幹線飯田駅が出来たとしても、今のインフラでは平谷村へ行くことができないので、その時までに村営バスなどのインフラ整備を整えておく必要があると言うことだと思います。
そういう厳しさはあるものの、これから先、失業者は増大する一方、地球温暖化対策でもバイオエタノールの必要性は増える一方、車に限らず、平谷村の温泉施設ひまわりに湯でもお湯を温める燃料対策は必要になり、かたやバイオエタノーるの材料となる木や草はいくらでもあり手が入らないため荒れ果てて朽ちていく現実。集中豪雨があれば、大災害も予想されている状況。必然的に対策としては、職業の確保が出来、地球温暖化対策にもなり、集中豪雨対策にもなる山林の間伐が推進されるバイオエタノールの推進は歴史的合理性を持っていると思いますので民主党を中心とする新政権のもとで何らかの手を打っていくと思います。
とにかく日本や地球のために役立つことに従事したらお金になると言うことがないと、いくらきれいごとを言っても誰も手を出さないと言うことは目に見えていますので、皆で知恵を出し合い何とかしたいものです。それに田舎がお金を生み出すようになれば人はいくらでも集まってくることは、私の育った田舎でも、営林署、中電、マンガン採掘が盛んだった頃は人があふれていた事があります。今は10軒ぐらいの過疎化した村ですが。
なお、生物環境科学技術研究所を開設した小池惇平さん紹介ページがありましたのでご紹介します。
「生物環境科学技術研究所」開設 した小池惇平さんご紹介ページ