あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。

2009年 09月 15日 の記事 (1件)


信毎、南信州新聞では、民主党中心の連立政権ができ補正予算凍結がどこに及ぶか問題になっています。凍結対象は不要不急な予算と言うことですから、三遠南信道などは、あった方が良い程度の案件で、実際計画されてから30年近くも経ってようやく順番が回ってきたと言うようなものですから、何がなんでもなくては困ると言うものではないと思います。

また、建設目的である産業面については、過去の高度成長期の静岡、浜松、名古屋方面から仕事を持ってくると言う状況ではなくなり、これから先不況が過ぎればまた産業が元のように元気になると言う見込みは無く、もし必要性が大きくなってくると言う未透視がたった時点で建設着工でも良いのではないかと思います。

また、林道改良事業にしても道つくりにお金を使っても、切り出した木材、間伐材はほとんど売れずただ道を作ると言うだけのことですから、これも不急であり、バイオエタノール生産と言う方向が見え出してからでも遅くないと思います。山林の資産が生きてくると言うなら、道がなくては運び出すことができませんから無駄な投資とはならないでしょう。

もう9月寒くなってきました。これから大量の失業者が物のように吐き出されてくることが予想されます。昨年の東京のテント村のような悲惨な状況を生み出さないためにも、子供たちがお金が無いと言う理由で学校進学をあきらめたり、自殺者が過去最高に発生しないためにもお金は当座生活に困っている人たちのために使うべきだと思うのです。過去土建業界にいくらお金をつぎ込んでも国の借金は増えるばかりで、日本のためになりませんでした。

三遠南信道にしても林道にしても、先ずは国民の生活の基礎が安定してきて、余力が出てくるとか、それらへの投資が新しい利益に繋がると言うことが認知され始めてから着手すると言うことが大事だと思います。飯田市の場合、大瀬木と大平方面を結ぶ林道鳩打ち線のトンネル工事がそれにあたるそうですが、このトンネルたまに行って見るのですがどう見てもこの不況下投資した以上にお金を生み出すトンネルとは思えません。生活道路でもなく余裕が出たときやってもどうと言うことは無いと思います。

新しい政府から予算凍結を打ち出されるのではなく、飯田市から進んで予算は要りませんと言うぐらいのことを申し出ても良いのではないかと思います。貴重な国の税金が使われるのですから、生活道路でない物は採算計算をしっかりやって欲しいものです。
2009 09/15 07:14:04 | none | Comment(0)
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