あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。

2009年 09月 20日 の記事 (1件)


まず司会者の方から、このご意見はレベルが高くこの場で討論する内容ではないと言うような発言があり、多くの皆様もほとんど関心を示されなかったです。

その後懇親会がありその席で、いろいろの人に話しかけて見たのですが、一応耳は方むけてくれるものの、それより当面する問題と、来年の参議院選挙の話のことが盛んに話されていました。しかしこのままでは何がしらの行動を取らないと先行きは見えないと思います。

まだBRICS、VISTA諸国が日本を上回る上品質製品を安く作ると言うには5年くらいかかると言うことなので、早く対策を取っておかないとえらい目にあうと思います。私は現役の頃、いろいろの工場が外国に出て行き、空洞化して行った場面を見ていますが、それは悲惨です。先ずはじめに見たのが、時計工場、日本国内の時計工場はほとんで外国に出てしまってその後に私が勤めていた工場の仕事を出したのですが、作るものが違うのでなかなか上手くいかず撤退。

次に見たのが、テレビ組み立て工場。テレビの組み立ても外国に行ってしまい数ラインががらがらに。ここでは使わなくなった設備を私が勤めていた会社で使えるか見に行ったのですが、テレビの組み立てラインと言うのは大きなもので吃驚しました。大きな工場ががら空きと言うのは本当に寂しいものです。その他多くの町工場に事業の展開をして見たのですが、従来作っていたものと考え方が違ったり、品質管理の考え方が違ったりと新しい仕事になじんでいくと言うことは難しいところがあります。

いまはまだ日本でやっていけるところも、ある日親会社が外国の企業と競り負けたらあっという間に仕事がなくなります。日本最大、世界でも3位につけているエルピーダメモリでさえ単独では立ち行かなくなる状況です。今までの政権、自民・公明と官僚組織はこういった厳しい状況に対して政治的リードを取って産業界を指導してきませんでした。日本最大の日本航空も外資の支援に頼らざるを得ないほど弱体化しています。それにJALが撤退したら廃港するしかないかも知れない松本空港、そもそも最初から赤字が予想された静岡空港。先読みできずゼネコンの利益本位で動いていた自民・公明。政治の責任も大きなものです。

飯田を代表するような、企業130社の集会でこの有様。国を預かる政府でさえこんな体たらくですから、彼らを責めたところでどうにもなるものではありませんが、飯田市と言うことを考えた場合、この会合に集まっている企業と行政が旗振りをしないと具体的な動きになりませんので新しい政権では何をすればお金になるのかと言う指針を見せて動き出すような施策をとって欲しいと思います。もしかして、民主党その他の与党も後5年で日本の従来産業が生き残っていけなくなると言うことに気がついていないとしたら大問題ですが、よもやそんなことはないと思います。
2009 09/20 09:42:23 | none | Comment(0)
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