
天下の名勝天龍峡ですが街中は以前のような賑わいはなくなり、ひっそりとしています。最近見に行ったところでは、通りに面した部分ではサッシなど入れ替えたりして明るくなりました。以前行った時には、もうこのお店も自分たちの時代で終わり、子供たちにお店を継いでもらいたくても無理だと言うようなお話しでした。確かに観光客の数は私が東京から越してきた時に比べはるかに減っています。しかし最近では市の力添えもあってかなり整備が進んできています。ただもったいないなと思うのは、各種イベント会場が街中と離れていて、イベント効果が街中に及ばないのではないかと思われることです。
たとえば春の花祭り会場は、街中とずっと離れた天竜川上流で、年2回の信州大そば祭りは街とはかけ離れた天龍峡インターチェンジ付近で、そして期待の三遠南信道経由で天龍峡に行こうとしても私たちでさえ最初は道がわかりませんでした。
いわゆるレイアウトが悪いのです。私は現役当時工場レイアウトの勉強をしましたが、それらの原則に照らし合わせて考えて見ても、理にかなったレイアウトのように見えません。JR天竜峡駅と船くだり港、足湯、地域農産物売り場であるアザレアとその前のイベント会場、大駐車場、街中、そば祭り会場、インターから街中への誘導看板の位置。せめてもの救いは、天龍峡遊歩道の出入り口が街中と接近していることと天龍ラインくだりの港にJR天竜峡駅から行く場合に街中を通ることです。
以前は天龍ラインくだりとは別の会社の天龍船下り会社のコースが天龍峡まで来ていて、天龍峡まで来たお客様が船を下りた後、街中を散策したり1泊泊まってくれたようですが崖が崩壊した後には、船着場を無くしてしまい今は船の運航がありません。
そんなこんなで、どうしようもないと言うこともあるのだと思いますが、ここ数年で天龍峡にあった大型のホテルが3軒無くなり整地されましたので、ここの有効利用をするのかと思っていたら道路になってしまうようです(1軒分は足湯に変わりました)。大型ホテルが3軒も建っていたと言うことは、当然観光に都合が良かったと言うことですから、それらが無くなったら観光に都合の良い施設に替えればよいと思うのですが、無味乾燥な道路にしてしまうとはもったいないことだと思うのです。
街中の人通りが多くなるように、レイアウトの検討と、上下二つの船会社が仲良く天龍峡港を共同で使えるようにすることができれば今より明るい道が見えてくるのではないかと思います。今日はそんな天龍峡の町並み地図をご紹介します。
写真はサムネイルにしてありますので、クリックして地図だけの画面が現れたら、さらにクリックしていただくと大きな画面で見られます。
商店街のお店連絡先は、天龍峡温泉観光協会HPよりご覧ください。