あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。

2009年 10月 12日 の記事 (1件)


昨日は孫を連れて子供夫婦と朝から高森町の不動の滝、その後紅葉はまだ早い阿智村のヘブンスそのはらに行って見るかと1日かけて行って来ました。不動の滝近くには、思い出すのも大変なぐらい前から土産店があったのですが、今は役場が管理しているのか観光チラシが壁に貼ってあるだけでした。また以前はあった、小さな非難小屋だったのかが今は基礎だけを残して上部はすっかり無くなっていました。観光地にいろいろの物を作っても時の流れと共に誰も来なくなってしまったり、公園にしても誰も手入れをしないまま放置され荒れ果てているところが少なくありません。スキー場やゴルフ場にしてもシーズン中以外の使い方が問題で、雨にさらされ地表がぼろぼろになってしまっていたりなかなか維持が大変です。

そこにいくと、ヘブンスそのはらや、冶部坂高原などはスキー用のリフト、ヘブンスそのはらではロープウェイをシーズン外の用途に様々に頭を使って活用を図っています。ヘブンスそのはらでは大人4人で約1万2千円。これは大変な出費なので、私は麓でお酒でも飲んで待っていることにして妻と子供家族だけで行って来てもらうことにして待っていましたが、人の流れをじっと見ているとさまざまな人たちの様子が見れてそれはそれで価値がありました。

一番問題と感じたのが、私たちと同じくらいのご夫婦と一人娘と思われる娘さんを伴ったグループ。結構多いのです。順調に行っていれば、結婚して子供の一人や二人はいてもおかしくない年齢。結婚の高齢化、パラサイト族が多くなっている、その他さまざまな理由で結婚しない人が増えて少子高齢化社会の現在、結婚を強制できないが、歴史を繋ぐのも人と生まれた当然の責務。この矛盾を双方の面から解決できる施策と言うか世の中の風潮が強制を伴わない形で実現して欲しい物だと思いました。

ところで、天龍峡のレイアウト考察ですが、レイアウトのもう一つの原則に離れ小島を作らないと言うのがあります。天龍峡付近の地図を俯瞰的に見ていますと、天龍峡温泉交流館と言う施設が天竜峡駅から南側にぽつんとあります。今は天龍峡ICができたので駅からとICからと等距離にありますが、この施設はその昔、飯田市も入った第三セクター方式で温泉宿舎天竜峡として運営されていた物が赤字の山済みで、市が4760万円で買取その後補修工事をしてとりあえず温泉を中心とした運用にこぎつけた物で、使用目的もはっきりしないまま現在に至ってます。

これも市民にとっては重荷な物で、何とかしなくてはいけません。もしこの買取費用や修繕費が自分の懐から出すと言うことなら誰も手を出さなかったと思うのですが、こいうところはみな税金で負担すると言うわけですから無責任です。ここへの天龍峡ICからの誘導については、最近行ってみましたら手書きの誘導看板が出ていて少しは改善されていました。この施設がいつごろ建ったのか知りませんが、その当時建設に当たった人たちがレイアウト技術を知る由も無かったのかもしれませんが今思えば建設地選定の誤りだったのは明らかです。

そういう意味からは、最初から市が入った第三セクター方式でなく、完全民営化で進めていれば安易な施設の建設は行われなかったことと思いますが今更どうしようもないので、これは所与の条件として考え考察して見ました。図面を書くのに二日三日かかりますので悪しからず。
2009 10/12 11:38:32 | none | Comment(0)
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