あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。

2009年 10月 18日 の記事 (1件)


人がお金と時間をかけて旅に出るのは、日常性の打破と感動を求めているからだと思います。私が感動したのは、青ヶ島や御蔵島での車にキーをかけなくてもいいと言うこと。今の世の中でこんなことは信じられないからです。四国の野村という所にはまだ30代の頃行ったのですが、讃岐うどんと言うのを始めて食べて美味しくて毎日お昼には食べていました。今でも覚えています。九州ではそば焼酎これも始めて飲んでそのすっきりさが気に入り今でもそば焼酎を飲んでいます。福島では身欠き鰊の乗ったおそばをはじめて食べてこれも気に入り今でも時々食べます。富士山麓も仕事でよく走ったのですが、ススキのウネリを今でも覚えています。もう用事もないのに時々行って見たくなる衝動に駆られます。

天龍峡で私が感動したことは、閉鎖された天龍峡ホテルの庭を地元の皆さんが清掃していたこと、天龍峡最南端のつつじ橋左岸をりんご園の女将さんたちが総出でお掃除をしていたこと。私の勤めていた会社でも全員でトイレから生産設備、床上までのお掃除をしていたので清掃の貴重さについては会社から身にしみこむまで躾けられていたのです。退職した今では元に戻ってしまいましたが。今ではお金を払って庭の草取りまでしてもらっています。

いろいろのレイアウトを検討したり、造作をしたりするのは、人を感動させるためにお金がかかりますが、ぴかぴかに磨いた機械、トイレ、窓のさん、草が生い茂っていない庭は訪れた人々に爽やかな感動を与えます。

神社・仏閣に行きますとそれは丁寧にお掃除をしています。私など不信心な者でも、そこに行くと何か気持がよくなります。それで散歩などの時にもなんとなく立ち寄ってみようと言う気持になるのか足が向きます。そういう効果を神社・仏閣の人は知っているのでしょう。

それと同じで観光地でも一度でも来てくれた人が、行き届いた清掃に感動しまた行ってみたくなるようにするのも仕事の一つだと思います。そしていい気分でお腹がすいたところで、感動してもらえるような食事をご提供する。お帰りにはこんなお土産は見たことが無いと言う気持で家族に買って帰ってもらう。

とにかく感動を覚えていただけるにはどうするかと言うことを地域の皆さんで検討し実行することが大事だと思います。それと平行して地域のPRも大事です。いくら頑張っても、その頑張っている姿を多くの皆様に知って頂けなければ、それじゃあ一度見に行くかと言うことにならないからです。今の世の中自分ひとりで頑張っていれば黙っていても人は気がついて見に来てくれると言うことはほとんど無いと思ったほうが良いでしょう。みんな生活が厳しく、時間とお金にゆとりが無いのですから。うまくいって、新聞や雑誌の記者が気づいてくれPRしてくれれば儲けものですが。今はウィークデイの昼間は人通りが少ないですから、手が空いた人は天龍峡の清掃に力を要れ、そんな中で知りえたことをインターネットのブログで発信し続けると言うのがもっともお金がかからなくて人に知ってもらうために効果があるのでは無いかと思います。

明日は、飯田市全体を含めた改善について書きたいと思います。
2009 10/18 10:21:38 | none | Comment(0)
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