あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。

2009年 11月 07日 の記事 (1件)


11月6日の南信州新聞1面で、長野県と飯伊森林組合で伐採現場の生産情報を衛星通信を介して木材流通センターに送り、一方製材業者などはインターネットを利用して求める木材の情報をセンターに送る。センターでは注文を満たす現場へ搬送内容を指示したり、搬送車を手配したりして業者へ直送する仕組みとのこと。

今まではほとんど全ての木材をセンターに運び込み、ここで材別に区別して競にかけてええいたものが、産地と製材業者などを最短時間で情報交換でき、運ぶ手間と運賃を最低限にすると言うもの。工業製品に例えればトヨタ生産方式と同じ考えだと思います。今は高目といわれる日本産木材ですが、この運用が軌道に乗ってより低価格で一般市民に供給できるようになって欲しいと思います。

日本列島ふるさと新聞へ・・・新システムでは、伐採・造材(丸太化や玉切り)する林業現場から衛星通信で、生産材の▽太さ▽長さ▽直や曲がりの度合い―などのデータを本数を含めて同センターへ送信。一方の製材業者などはインターネットを利用して、求める木材の情報を同センターへ送る。集積情報を照らし、同センターが注文を満たす現場へ搬送内容を指示したり、搬送車を手配したりして業者へ直送する仕組みだ。

この方式の推進と、さらに、個人や村の共有財産区で眠っているたくさんの木材を小口で伐採、搬出、加工、最終消費者へ運搬と言う仕組みも考案してほしいと思います。

実際私の家でも、もう60年から90年経つ立ち木があるのですが、これを売るには、山での伐採から林道までヘリコプターで運び、トラックで木材市場まで運び出すだけで2万円/本かかると言うことで、とても採算が合うものでは無いと村のおじさんたちにお聞きしました(10年くらい前)。昔のように村中が木こりで、木馬で人力で引き出し、トラックで運ぶと言うならまだしも、大体において、木を切り出すことなど軟弱な私たちにできるはずもなく、業者にお願いするしかないのですが、お金をつけてまで頼めず結果的には山で放置されたままです。こんな山は幾らでもあります。

森林税もとっていることですから、行政の責任で間伐伐採をして、私たちの手元にお金は頂かなくても良いですから、業者や行政の間で採算が取れる値段で山から切り出して売ると言う方法を考え出し、山を手入れしてもらいたいものです。

少し前、地方でインターネット活用には、バイオエタノール生産が地球温暖化防止の観点から活用されるようになるだろうと言うことを書きましたが、先ず木材反米と言うことから始まったようで嬉しいことです。
2009 11/07 10:57:59 | none | Comment(0)
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