あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
2009年 11月 28日 の記事 (1件)
昨日母の介護を終え、帰ってくる途中カットのみ1,000円と言ういつも行く国道沿いの所でカットしてもらって農道を飯田方面に向かったのですが、今まで先の床屋さんと同じでカットのみ1,000円と言う看板がかかった床屋さんの看板が変わっているのに気がつきました。カット&洗髪1,000円となっているのです。この二つの床屋さんは車で5分と離れていないので競争が厳しいのでしょう。農道沿いのお店は立地条件が国道沿いよりも悪いのでその分サービスを追加しようと言うことだと思いますが、なかなか大変なことでしょう。この洗髪にかかる費用ですが、飯田の床屋さんでは、カットと髭剃りで1,500円、洗髪をオプションで頼むと300円追加となっていますので、原価は100円かそこらの物だと思います。水道代ですが、この前調べたところでは、家庭用の13mm口径で辰野町の場合飯田市の約3分の1でしたから業務用でも同じくらい安いのではないかと思うのです。かかる原価は水代と温水器のガス代、人件費と言うわけですが、飯田で300円ですんでいるなら、辰野では赤字になることはないと思います。
しかしこういう所が数多く出てくると、今までの床屋さんのような方式でやっているお店は淘汰されてしまいます。私の同年代の友人の床屋さんは一時羽振りが良かったのですが今は姿が見えません。飯田でも知り合いのお店が姿を消してしまっています。しかしながら、厳しい生き残り戦争が始まっていることは確かなのですが、少し不思議なのは辰野町の隣の箕輪では新規工場、お店が目白押しで建築されているのです。私は母の介護のために月に一度か二度通るのですが、通るたびに景観が違っているのです。街は元気です。飯田とのこの違いは、ただ単に土地が安いと言うことだけでなく、水もごみ処理も多分固定資産税も何でも安いのではないかと言うこともあるのではないかとこれから少しずつ調べて行きたいと思います。水やゴミ処理が3倍違えば大工場運転にも大きく響いてきます。
ゴミの問題でも上伊那広域連合と下伊那広域連合ではまるっきり捉え方が違うと言うことですが、この組織の人たちが上伊那と同じような発想をしてくれたらいいのになあと感じているところです。
あと床屋さんからの帰りに伊那市のテルメリゾートによって温泉に浸かってきたのですが、そこで私より先に入っていたおじさんが、やたらにアクビをしているのです。話を聞くと円が85円台に入ったと嘆いていて、これじゃあ株価がまた下がると嘆いていているのです。その後休憩室でも同じように嘆いている人がいました。今朝のニュースでは、一時84円台に入ったとのこと。株式で食べている人たちには大変なことだと思いますが、もう一つ問題なのは、こういう人たちはお金を持っていますから、ぎゅっと握り締めて使わなくなるのではないかと言うことです。1460兆円の資産を握ったままだと、当面市場が活性化する可能性が無くなり、しわ寄せが若者に来ると言うことになります。叔父さんたちにジャンジャン使ってくださいよといったら、皆が使うならいいが俺たちだけ使ったって効果が無いよといっていましたが、それはそうです。行政の手によって老後や社会福祉にまったく心配がなくなれば使ってくれるとは思いますが。
|
|