昨日のエントリーで、保育行政が利権の温床だと言うことにびっくりして書いた後、記事を探していたところ同じ週刊オンラインに、前回の記事の前の記事があり、これは大変だという訳で、今日もご紹介します。
我が家では孫がいるのですが、その孫がくじ引きで落ちてしまい入園できなかったと言うことです。1200万円も取っている園長がいるなら、そのお金を保育園増設に回してほしいものです。しかも保育園は世襲で維持しているそうですから本当に頭にきます。
この問題で思うのですが、こういった不合理はもっといっぱいあるのではないかと思うのです。その一つは、障害者のための授産施設問題。以前から思っていたのですが、授産施設では月1万円にもならない仕事をさせていると聞いたことがあるのですが、信じられないことです。それに授産施設が利益を上げられない場合は、無給と言うこともあるらしく、これも不思議なことです。
私は以前身体障害者施設の工場を改善したことがありましたが、作業の内容によって身体障害者の方々に残された機能を生かせば健常者と同じ給与を得られると言った事実があります。もしかしたら、障害者の人たちが食い物にされているのではないかと思ったことがあります。
まず仕事の内容ですが、授産施設では機械的組立作業が少なく、面組立作業が多いということ。中には、食堂のお手伝いをしていたり、パン屋さんで働いていたり、建築業の営業をしていたりとこれで人並みの給料が取れているんかなと言うこともありました。面組み立て作業は、障害を持った人たちには難しい作業です。面組立作業は健常者でも難易度が高いのです。考えようによっては、健常者では到底最低賃金でもしてもらえないような仕事を、最低賃金制の適用を受けない授産施設でこなしてもらうことにより、成り立つ仕事をあえてしてもらっているのかもしれませんが。
面組み立ての多いダンボールや花の加工を出したり、内職仕事でも仕事を出すことによりやり方によっては大もうけができます。機械的組立作業をできるようにするには、冶工具を障害者の方々が使えるように改造しなければならないとか、作業前のものや作業終了後のものを次工程に運ばなくて良いように、コンベアでつなぐとか、シューターで移動させると言うような工夫は必要ですが、こういったところに行政が手助けをして発注企業の担当者と打ち合わせをしながら設備改善をすれば、私の経験ではほぼ健常者と同じ作業スピ−ドで物を作れるようになります。小さな授産所で加工マシンや、設備係を置くということは難しいと思いますから、数箇所を掛け持ちする設備担当者を行政が抱えていれば良いのではないかと思うのです。
インターネットのおかげで私の知らない不合理があると言うことを知りましたが、皆さんの力で不合理を洗い出して住み良い社会にしていきたいものです。とにかくあらゆる人の能力を最大限引き出し活用しないことにはこれからの日本は立ち行かなくなってくると思います。
昨日は、BSとPLの作図機能のソフト解説の勉強を終わり、いよいよ財務諸表の本の精読に入ります。運動はこの本の読了までに予定以上時間を取られ、運動を210Kcalまでしたところで帰る時刻になってしまい帰ってきました。冬場は母がいるので夕食が早いのです。