あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。

2010年 05月 15日 の記事 (1件)



民宿志保さん前の「しんじやまレンタカー」さんに車を借りに行き、レンタカーを借りる時、先ず海中温泉に入れる干潮の時刻をお聞きし、その時刻にちょうど着くような回り方を教えてもらいます。私たちの時は午後4時くらいに干潮になると表から調べてくれましたので、空港、宮之浦方面へと回り始め、先ずは空港で例の屋久島特産品の果物のジュース飲み放題を一通り飲み島一周に向かったのですが、個々については多くのブログでご紹介されているので、私がこれは良いと思ったところだけご紹介します。

弁当購入を宮之浦近くでしておかないと、その先にはレストランやスーパーが無いと説明を受けていたので私たちは、ヤクデンというスーパーで購入して、屋久島灯台で昼食にしました。その間矢筈岬を見たり、海亀で有名な永田いなか浜を見たりとても美しい風景を見ながら楽しむことが出来ました。海亀の産卵シーズンには、浜に人が入れず一定の期間案内人の指導の下に人数限定で入れるそうですが、私たちにはちょっと遠すぎて気楽に行くことは出来ません。屋久島灯台では屋久島が巨大な花こう岩の上に乗っている島だということを実感できる風景を見ることが出来ました。

屋久島灯台を出ますと、西部林道に入りますが、この道は狭くカーブが多いので注意を要します。ヤクシカ、お猿さんがいっぱいいて、乗用車で窓を開けているとサルが飛び込んでくるかもしれません。しかしそれは攻撃するためではなく遊んで欲しいか餌を欲しいのだと思います。餌は絶対やら無いように看板が出ていますので守りましょう。人間とサルやシカが良い関係でいつまでもいるために必要なことだと思います。

西部林道が終わると舗装された広い道になり、途中「大川(おおこ)の滝」という看板やバス停が在りますので車を止めて見てこられると良いと思います。滝の多い長野県でも見ることが出来ないほど大きいのです。落差は88mとのことですが、幅が馬鹿でかいのです。近くに行くとしぶきが霧のように流れてきます。ここは一見の価値があります。滝つぼ近くでビールが売られていたのですが、ここは我慢。翌日はバスでもう一回来ていい話しを聞きました。屋久島では山野草が豊富で、畑が無くても自分ひとり食べるだけなら山草の知識さえ豊富なら十分との事。

最近屋久島に移り住む人が多くなってきて、俺もその口だよと言っていました。

次に「塚崎タイドプール」ここは屋久島少年自然の家のさらに奥先端右側にあり、車で海の傍まで入ることが出来ます。行ってみたところ海は干潮で一人の白髪隻眼のご老人が休んでいたので、岩場に出来た水の中に魚が見られるということですがいますかねと言ったらいっぱいいるよというので近くの海水のたまりを見たのですが小魚ばかり。お爺さんは大きいのを仕留めたらしく海よりに行って袋から大きな魚を取り出して見せてくれました。これだけあれば、今日の夜と明日の干潮までの食事のおかずにはなります。なんとも羨ましい限りです。少年自然の家にはいっぱいキャンプをしている人がいましたから今夜のおかずに皆さん取ってしまったのかもしれません。

次に「平内海中温泉」に行きました。ここは寸志として100円を入れてくださいとありましたが、満潮時は海の中に温泉が沈んでしまい干潮の2時間ぐらいが入れるそうで、海水浴着着用不可の男女混浴施設です。囲いも無いところでスポンポンの裸になり混浴というのでは男は問題なくても女性には抵抗があるようで、男性客しかいませんでした。流し湯、温度の違った3つくらいのお風呂、水風呂ととても気持ちが良かったです。女性は入り口で立ったまま見学していました。この島ではお風呂も100円で入られますし、村の人と一緒にお掃除などを手伝えば当然無料で入られると思いますので生活費はきわめて安いものになると思います。この日は、宿のお風呂には入らないですみました。

野菜は山で取れるし、魚は干潮時取れるし、お風呂は100円で入れるし、水は豊富だし6万円から7万円の年金があれば遊ぶところはないので十分すぎる生活が出来ると大川の滝の売店の人が言っていました。

これからBRICS、VISTA諸国との熾烈な経済競争を余儀なくされて、日本経済がおかしくなっても何とか生きていけそうです。また乗り切ったにしても、疲れ果てた人々を癒す産業として観光産業が必要となりますから、その一員としてこういう島で生活してみるのも良いと思いました。

次にあちらこちらに温泉宿の看板を見ながら進んできますと、トローキの滝がありこれを見るためには、左側にトローキと言う喫茶店お土産やさんの看板がありますのでこの駐車場に車を止め、道路を横切り踏み固められた道を歩いていくと数分で見ることが出来ます。この滝は海に直接落ちている珍しい滝との事で落差は8mぐらいなものですが、望遠レンズで上手に取れば迫力のある写真が撮れます。海中温泉方向から来た場合、右側にあるトローキの滝の看板が無いので最初は見落としてしまいました。

ここに車を置き、千尋の滝まで行ってみたかったのですが、もう夕暮れとなり諦めて帰ってきました。屋久島を回るには2日かければ、車で行かれるところはほとんど見て回れると思いました。

レンタカーのガソリンは満タン返しとなっており、安房でガソリンを入れて、かもがわさんで夕食、志保さんに帰ってきたらすぐ前のしんじやまレンタカー屋さんが到着したのを見て車を取りに来てくれ荷物を降ろして返却。お風呂は海中温泉で入ってきたのでそのままぐっすり就寝。民宿 志保さんはとてつもなく便利なところです。

生まれてはじめての屋久島は翌日のバス利用の観光とあわせて価値がありました。
2010 05/15 05:54:00 | none | Comment(0)
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