昨日テニアン市長が来訪し、福島社民党党首と固い握手をしていました。鳩山首相以下政権の中枢にいる民主党の面々は、テニアンに振り向きもせず、県内移設だと踏ん張りかえっていますがどうしたことでしょうか。

亀井大臣やマスコミコメンテーターの話では、アメリカの強い反発はあったものの、国内でも、普天間基地が県内ではなく県外、国外に移転されてしまったのではお金が転がり込んでこなくなり困る集団が巻き返しを図ったのではないかとの事。

一昨日の新聞では、県外移設を諦めきれない鳩山首相を囲んで、外務大臣、防衛大臣、官房長官等が県内移設の決断を迫ったと言う記事がありましたが、やはり大きな力が民主党政権に働きかけて民主党政権分断に成功しているようです。

テニアンへ移設なら、アメリカも困らないし、そこに住む住民も移設を希望していることですし、沖縄住民はもちろんアメリカ軍の訓練分散を求められている日本の自衛隊基地を持っている各県民も困らない。

困るのは、海外移転の場合、移転後の思いやり予算をもらえなくなるアメリカ軍と、埋め立てやくい打ち工事をもらえなくなるゼネコン、海域工事をもらえなくなる工事屋さんと言うことですが、規模は小さくなるかもしれませんが、空いた普天間基地を平和利用のための工事はあるので、それで我慢してもらうべきだと思います。

福島社民党党首は普天間移設に関して、閣議署名はしないと明言して、鳩山首相から罷免されても曲げないとしていますから、ここは頑張ってほしいものです。アメリカ向け文書と国内向け文書で食い違いがあれば、二重基準と言うことで後々問題を引きずりますか民主党としてもより慎重になると思います。

私は、社民党については村山元首相の時からいい加減な政党だと思ってきましたが、今回はブレが無いようでこの姿勢を押し通せば参議院選挙で支持率が上がってくると思います。
テニアン市長「普天間誘致考えている」と言う記事。

鳩山首相にしても、ここで国外移設に成功すれば天下の名宰相として名が残り、このまま愚だ愚だしていれば、麻生太郎元首相とどっこいどっこいだと言う不名誉な評価を受けることでしょう。それに首相取り巻きの危険な人々を思い切って取り除かないとこれからの大仕事出来なくなってしまうのではないかと思います。