7月20日の信毎1面に「防衛省 宮古・石垣に国境警備隊 中国念頭に配備計画」と言う記事が載っていました。
今そんなお金を使える時でしょうか、馬鹿も休み休み言ってほしいものです。ここでも自民党が復活したようなものです。重要な問題、普天間基地問題、韓国天安艦問題、消費税問題に続き自民党とどこが違うのか判らなくなってきています。
中国がこれからの貿易でアメリカより重要になってきているのに、平和的、友好的関係を増大させなければいけないところに、軍事的緊張を増大させるなんてばかげています。
狙いは、日本とアメリカの軍需産業のために活動を活発化させようということだと思うのですが、そんなことより、中国と平和的に友好関係を促進させたほうが余程日本の経済に貢献すると思います。
小泉政権、安部政権、福田政権、麻生政権と歴代続いた自民党政権末期に続き、国民が変化を求めた民主党鳩山政権も結局は、日本国民よりもアメリカべったり。続く管政権も鳩山さんと同じか以上にアメリカべったり。
鳩山前首相も管首相も政権を取る前と後で言っていることがくるくる変わると言う点で人間的に信頼できません。
こうなりますと、民主党、自民党、公明党、その他多くの政党は、アメリカ重視、財界重視と言う基本路線では変わりがないということですから、違いは選挙で多くの議席数を取り、政党助成金の奪い合いのため、国民に本質以外のところで違いを見せて当選者を多くすると言うことがに注力していることになります。
またこのことを、岸博幸氏に言わせれば日本の大本営従軍記者であるジャーナリストがメディアを使って面白おかしく騒ぎ立てるので、国民は太平洋戦争当時のように誘導されてしまう。怖いことです。
今日本のメディアの一つである、インターネットはアメリカ並みとまでは行かないですが大きくなりつつあるので、従軍記者ではない私たちが、マスメディアとは逆の立場から意見を発信すると言うことは価値があると思います。
今日は、昨日ご紹介したnandoブログ様のHP内をサーフィンしていた中でこれは皆様にお読みいただきたいと思ったページをご紹介します。ただし経済学的見地からの話で、政治的なことは書いてありません。このつながりがどうなるのか知りたいところですね。
日本の不良債権処理の歴史を書いてみるより引用・・・問題の核心を簡単に言えば、こうだ。
「不況を解決するには、マクロ経済学的に考える必要がある。金融政策的(マネタリズム的)に考えても、意味がない。なぜなら、不況のさなかでは、流動性の罠という状態に陥っており、金融政策は無効化しているからだ」
より単純に言えば、こうだ。
「資金需要が減って投資が減っているときに、資金供給を拡大するための方法をいくら取っても、まったく無効である」
ここに本質がある。・・・引用終わり
不良債権 物語より引用・・・「それというのも、彼らが進化論を信じているからだ」
「どういうことです?」
「優勝劣敗。苛酷な環境のなかでは、優秀な者だけが生き残る。そうして全体が進化していく。── そう信じているんだ」
「で?」
「だから、社会の環境を、わざと苛酷にする。病原菌をばらまいて、健康な人間まで次々と病人だらけにする」
「それじゃ、テロリストじゃないですか。彼らは、テロリストなんですか?」
「いや、そうは言えない。彼ら自身は、病原菌をまきちらしてはいない。ただね、病原菌が広がるのを、大歓迎しているのだ。あえて社会をひどい状況に導くのだ。」
「どういうことです?」
「社会をひどい状況に導く。そういう状況において、元は一箇所だけにあった赤字を、どんどん拡散させ、どんどん増殖させていく。かくて、社会のなかで、赤字を雪だるま式に拡大させる。ついには町全体を覆い尽くすまでに。── そういうことさ。それが今の現実だよ。現実を見るがいい。」
「なるほど。たしかに、現実はそうなっていますねえ。……ふうん。社会をひどい状況にすれば、社会は良くなる、と信じ込んでいるわけか。……すごい理屈だ。そういえば、アメリカでも、飛行機や炭疽菌が騒がれていましたね。ひょっとしたら、あれも、同じ理屈で……」・・・引用終わり
考えて見ますに、このような論文を探したり、ブログに書いて皆様にご紹介できるのは勿論インターネットがあってこそですが、プラス時間が無ければできないことです。現役時代直接被害を蒙っていたのにもかかわらず、政治と経済の動きがわからず、運が悪かった、自分の力が弱かったと考えていましたが、早期定年退職して時間を持てるようになって新聞やインターネットでいろいろの情報に接して、これは大変だ黙っていては始まらないと思い、書き始めたのですが、今でも不景気で職を持てない人達は一杯おり、職についていても日々の仕事や生活で精一杯と言う人は多いと思います。
私たちのように退職して時間がある者が、世論形成で果たせる役割が大きいと思いますので(人生経験も若者より多いですし)未来のために働きたいものだと思います。