あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
2011年 06月 20日 の記事 (2件)
かざこしサイト もし木質バイオエタノールが現在の石油やガソリンより安く生産できると言うことになれば、先ずは伐採された木材から、石油樹脂に替わるリグパルを取り出した後に、残渣からバイオエタノールを作る。
こんな夢の様なことが出来れば、山国である長野県ばかりでなく山国日本全体で木材を原料としたバイオエタノール生産が盛んになることでしょう。車に乗るにしてもパソコンを使うにしても、石油、ガソリン、電気等が必要になりますから商売になります。
またリグパルは、車のボディーから始まってあらゆる石油樹脂の代わりになるそうですから、石油消費量が減り、日本と世界のために役立つことは間違いありません。
そうなってきますと、今は目もくれない奥山の山林、里山の原野は宝を生み出す場所として活用されるようになるでしょうし、生活地点で放置されている田畑も、最悪木を植えたり、ススキでもやはしてガソリンに転用するか、植物を植えて生活の足しにするとかするようになってくると思います。
こうやって昔のように村々に人が住むようになってきて、あちらこちらから子供たちの遊ぶ歓声が聞こえる昔だったら当たり前の風景が現実のものになってきて欲しいものです。
ところで探しに探した結果、このリグパルとバイオエタノールの生産に昨年から国の援助1億円がつき実現化に乗り出した自治体があったのです。明日はこの情報をご紹介します。
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かざこしサイト かざこしサイト 塩尻からの帰り、長閑な田園風景と荒廃した里山、川島の谷に入ると耕作放棄された田んぼ。これらの町が昔と同じような賑わいを見せるためにはどうすればよいか。こんなことを考えながら帰って来たのですが、
一番重要なことは、これらの町で取れる産物を主体にした産業を興すしかないなと思った次第です。都会の大企業からの下請け仕事では、採算が悪くなれば簡単に仕事がなくなってしまうというのはよくよく経験していることです。
私たちの住んでいる長野県はなんと言っても山国でそこで取れる主要産物言うまでも無くは木材。木材を使った産物と言えばバイオエネルギー。木材チップや木質バイオエタノール。
現在の歴史的流れでは、原発の停止や廃炉、脱原発の流れの中でバイオエネルギーはますます必要とされてきています。車のエネルギーとしてのガソリンの代わりにもなり、電気自動車用の電気、リニアモーターなどは電気食う塊のようなものですから電気用のバイオエネルギーの用途は限りなく大きくなってくるものと思います。
木質バイオエタノール生産のネックとなっているのは、木材の中のリグニン。バイオエタノールを作るためにはこのリグニンの除去が必要だそうで、ガソリンと比べて採算が合うようにする方法がなかなか見つからなかったそうで、ガソリンが相当な高さになるか、太平洋戦争中のようにガソリンの輸入が出来ないような状態になるか。
ところが最近の報道では、このバイオエタノールにとって最大の邪魔物リグニンが石油樹脂に取って代わる製品(リグパル)に出来る方法が見つかったと言うことで、その残渣をバイオエタノールに使ったらどうかと私は思うのです。はやくリグパルの製品化が軌道に乗って欲しいものです。
この技術20数年もかかってできたものだと言うことで、製品化にはなかなか大変なところがあるようです。木材からバイオエタノールを作る技術はすでに完成しているようなものですから、1日も早いリグパル製品化が待たれると思います。
ばかでかい技術的進歩なのですでにリグニン除去後の残渣のエタノール化は進んでいると思いますが、インターネットで調べているのですがこれ以上のことはわかりません。どなたかご存知の方がいらっしゃいましたらブログに書いて欲しいと思います。RSSリーダーにリグニンと言うキーワードでキャッチしていますので読み取ることが出来ると思います。ブログを作られていない場合コメント欄で教えていただければ幸いです。
もう一つの心配は、バイオエタノールを沖縄の宮古島でサトウキビのバカスから作って市販しようとしたとき、石油業界から石油業界が推進する方式で使うなら協力するがそうでなければ協力しないと言われて苦労したそうなので、この馬鹿でかい技術開発が実用化されると、石油業界としても死活問題となり総力を挙げて潰しにかかるものと思います。相当強力な政治的支援をしないと誰も知らないままお蔵入りと言うことにもなりかねません。石油業界から政治献金を受けている政党では話になりません。
民主党は石油業界から政治献金を受けていないか、大丈夫なのかこれから調べてみます。自民党ではお話しにならないことは自明の理です。お知りの方がいらっしゃいましたら上記と同じく教えていただければ幸いです。
続きは明日書きます。
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