あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
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一昨日親戚に火事が合ってお見舞いに行ってきました。現場検証していた警察官の人の話では、火事の原因はトラッキング現象のようだとの話で、電線をネズミがかじったり、工事や改築などの折に電線を傷つけてしまいそこが細くなっているため熱を持ち被服が膨らんで、電線が更に細くなってきて断線し火花が散って膨らんだ被服がぼっと燃え出して、近くに燃えるものがあると火災に至ると言うことのようです。
最初に電線が傷つけられてから、火災に至る期間が何年間と言う長期間が経過するため、なかなか気がつかないと言うことです。火がつくのが夜でなくて良かったといっていました。夜なら焼死と言うこともあるわけです。
この話を聞いて、今私の辰野の家で通電しているのは冷蔵庫だけだから、冷蔵庫の中を空にしてブレーカーを落としておけばこう言う事故は防げると言うわけで、家に帰り冷蔵庫を空にして帰りにブレーカーを落としました。
それと、2階から1階の全ての電線が張られている所を臭いをかいでおけば良かったと思いました。
皆さんも休日に電線が引き込まれている所から、屋根裏、コンセントがある辺り、外回り、被服が膨らんでいないか調べられた方が良いと思います。漏電の場合は、テスターで検査できるし、規定値以上の漏電があった場合は、漏電ブレーカーが落ちるとのことですが、トラッキングの場合は燃え出さないと判らないと言うことですから厄介です。事前には被服が膨らんでいるか、嫌なにおいが出ていないか目視と嗅覚しか頼りになら無いとの事。
火事の跡を見ますと、モルタル構造であったため、外壁はしっかり残っていて近所への延焼は無かったのですが、家の中は全部燃えてしまい手のつけようがありませんでした。でもコタツがあった所だけは、無傷で畳が残っていましたので、燃えては困るような物は外出する時コタツの中に入れて、上にコタツ板を載せておけば残るかもしれません。引き出しや箪笥などよりより耐火性があるようでした。
もっと良いのは地下室か蔵に重要書類は入れておくことだと思います。
当然のことですが、火の後始末はきっちりしておきませんと飛んだことになりかねませんのでお互いに注意しましょう。
この話は思想信条と無関係に多くの人に知ってもらっておいた方が良いと思いますので、皆様のお知り合いの方々にご紹介いただけばいくらかでも効果があるのではないかと思います。
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