あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
老後を支える老人福祉.jpg
一昨日、産業界を弱体化させる各々の施策を無くして、そのお金を社会福祉や老人福祉、教育に回さないと日本の拡大再生産ができないとお話しましたが、実際問題として私の母の状況をご紹介します。

母は、4月飯田に来て手術や妻の介護のおかげで元気になり、2ヵ月半後に辰野町に帰っていたのですが、手術後の状態を見ていただくために定期健診で飯田に来ています。2つの科を見てもらうため、もう少し飯田にいるのですが、昨日は妻が気晴らしにと、近くのお寺に咲くササユリの鑑賞に連れて行き写真を撮ってきました。

病院の先生のお話では、きわめて状態は良好との事。母が一人でこのように過ごしていられるのは、写真にあるような食事(母が自分のデジカメで撮りました)を毎日配達してもらえ、週2回はホームヘルパーさんが来てくれ家事援助と言うことで食事作りを援助してくれたり、身の周りの世話をしてくれているおかげです。7月中旬からは、週2回のデイサービスも受けられるようになって、友達もできたり、お風呂にも入れてもらえる事になっています。

これだけのサービスを受けますと、まずはケアマネジャーさん、ホームヘルパーさん、デイケア担当者さん、食事を作る人、配達して安否確認をしてくれる人、看護師さん、事務員さん等々たくさんの人のお世話になります。

そしてこれらの人はまだ若く、結婚適齢の方から、子育て、子供の教育にお金がかかる世代、子育てが終わり自分達の老後の資金を貯めなければならない人達、実に様々な人が働いています。この人達に世間並みのお給料を支払えるような配慮がなされなければなりません。

社会福祉にお金がかかるから消費税を上げようと言うのですが、一昨日書きましたように、企業にもの凄く手厚いことをして、

法人税率47%から30%に落とす。

0金利政策で、庶民に支払うべき金利を借り手企業へまわす。

貿易戻し税で、輸出企業はぼろ儲け。

10年も利益が確保される道路特定財源。

派遣労働者を規制緩和で増大させて、低賃金労働者を増やし利益を上げやすくする仕組つくり。

その手厚いことで企業が潤い、税金として還流してくるなら良いのですが、いくら待ってもそんなことは無く、むしろ企業がぬるま湯に浸かってしまっていて、世界的競争力が落ちていくばかり。またそんな状態なので、腐敗、汚職がはびこり、昨年から出るわ出るわの不祥事続き。

私のブログアクセス数が、「昔ローマ帝国、今日本」の日には、9,000アクセスを超え、キャッチコピーも良かったとは思いますが、大変皆様の関心が高かったことから見て、私だけでなく多くの皆様がこれからの先行きに不安を感じていられることがわかりました。お互いにしっかり勉強して発信し会うことは次期衆議院選挙で力になるのではないかと思います。

2008 07/03 07:13:44 | none | Comment(0)
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