あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
オートメレビュー社の評論では、BRICS、VISTAが日本を追い上げてくる折には、資源の猛烈な消費があって、これも資源高騰の一因とはなったのですが、日本の鉄鋼材、各種部品の購入も伴っていたので当初予想された心配もそれほどではなく鉄鋼メーカなどはそのおかげで立ち直ったのですが、今度の資源国への日本所得の流出では、資源国が得た収入を、先進国からの商品輸入に当ててくれればいいが、これらのマネーはもっぱら特権階級の懐に入り、原油や穀物相場の先物取引に向かっていき、これらの商品価格暴騰の引き金になるばかりであり貿易額を伸ばす方向には向かわないとみられているとの事。

日本は資源高騰の被害だけに遭うと言うわけです。

日本の製鉄業界が、わが世の春を謳歌していた時その利益で鉄鉱石資源を押えるとか、マンガン、石炭の山を押えると言う基本的なことをしなかったのと同じように、石油資源を押えて将来の高騰に対処すると言うことをしなかったつけがどうにもならない事態に追い込んでしまっているのだと思います。

製造業にしても、僅か数年我慢していれば、新興国から津波のような受注があったのに、目先の利益に目がくらみ、人件費の安い新興国に乗り出して行き、彼らが独り立ちできるようになればもう日本は不要な国となって逆に日本に輸出攻勢をかけ、日本の製造業はみるも無残な姿になってしまうだろうと考えられます。

そういう長期的観点で日本の産業政策を考えられる政治家も官僚も育たなかったところに日本の不毛があるのだと思います。

敗戦の復興から追いつけ追い越せまでは良かったのですが、日本がトップになってしまうと、その成功に酔いしれて次の手を考えられなかった政治と官僚、それに財界。

そうは言ってもまだまだ日本が世界をリードできる分野は残っているそうですから、それらを足がかりに今後の対策をしっかり考えていただきたいものだと思います。

こう言うことを考える政治家、官僚育成は日本の国民の関心、目が向いていないとできっこないのですから、皆様せめてブログで煽っていただきたいものだと思います。
2008 07/29 09:20:09 | none | Comment(0)
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