あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
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オートメレビュー紙の白岩禮三氏の評論に、日本の過剰設備投資はアメリカにそそのかされたものだという記事がありました。要するにアメリカ電子業界が未来予測としてうなぎ登りの需要が出現すると言う話を流してこれに呼応して設備投資をしたのは日本とアジアだけで当のアメリカの業界は1社しか設備投資に動かずそれも極めて穏やかなものだったと言うのです。

ばら色の未来図を示せば、日本を含むアジア勢がすぐに乗ってくるので、その後乱売戦が始まり価格は暴落する。その時点で買い叩けばよいと言う計画だったようです。

前NHKで61年間赤字が無く成長路線を歩んできたと言う会社の話の中で、店舗拡張は不況時に空き店舗になったお店を買い取り改装して大きくなったと言う話でしたが、他人が建てた大型店舗を投売りして来た時安く買うと言うことで、何か通ずるものがあるような気がしました。

製鉄産業にしても、巨大なプラントを新たに作るのは大変ですが、不景気で売りに出す中古物件ならたたき買いができるでしょう。日本の製鉄業界も何時か叩き売りの日が来るのを待っている海外メーカーがいるようです。

自動車産業では、アメリカ勢がなんともバブルに有頂天になっていたため悲惨な状況ですが、世界の中でこの時が来るのをじっと待っている会社もあると思いますから、日本の自動車産業の過剰設備も売りに出したとたんもの凄い安い値段で叩き買いされる危険があると思います。

日本の色々の業界が、いち早く方向を変え、貧困な階層でも買える製品でも利益が出る製品の開発と販売に乗り出せれば、世界的に過剰になっている設備を買い取り飛躍の糧にできるのですが、どうももう少し待てばなんとかなると言う気分でいるようで困ったものです。

何とかなる病は、戦前戦後を通じて日本人の病のようなものですから、すぐには直すことができないでしょうから、特に経済界の大御所達や官僚は自分たちから変わらなければどうしようもないのですが、政治家は国民の力で変えることができます。

頼みの民主党の小沢党首は、古い自民党の体質を根強く引きずっているようですが、そういう人ばかりではないと期待して早く政権交代をして叩き買いされる前に日本が叩き買いするくらいの方向を出して欲しいものです。

麻生さんの経済建て直し政策の中にはこういった視点が無いのではないでしょうか。


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2009 03/14 06:43:27 | none | Comment(0)
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