あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
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かざこし 子供のいじめを含め原因は相当広範囲にわたり、また深いものがあると思いますのでそう簡単にはいかないと思いますが、私の経験や、講演会などでお聞きした話と絡めて考えてみます。
まず、当面の対策ですが最も重要な家庭環境では、仕事をしなければお金が入らず、家庭ではお父さんお母さん必死で稼ぐということをせざるをえません。
そうしますと、学校を終わった子供たちが帰ってきてから夕食の時間まで、夕食の時間両親が働いていて家に帰っていない家庭も多いと思いますが、最近では学童保育のようなことが盛んに行われていて、子供を一人にしないと言う対策を打っていますので、そういう場合は積極的に利用する。深夜まで働いていて、子供は一人で床に就くというような家庭もあると思いますが、お祖父ちゃんお祖母ちゃんがいれば、一緒に寝てもらう、伯父さん叔母さんがいれば従兄妹と一緒に寝かせてもらう。
私の経験では、昔はそういうことは一般的で、親戚で困った場合は親戚が面倒をみると言うことで、たくさんの子供たちが我が家に身を寄せて、幼かった私は、私の食べるものが無くなってしまうと焦ったものです。
そうすると、子供同士の喧嘩が頻繁に起こりますから、これも子供の成長にとって良い肥料になったと思います。
ともかく幼い子供たちを、愛情を感じられない冷たい世界におかないことが大事だと思います。こういうことが簡単にできない核家族化が進展していますのでそう簡単ではありませんが先ずは身近な人たちで子供を防衛するということが大事だと思います。
問題はなんで私たちが兄貴や妹たちの子供の面倒を見なくちゃいけないの?という気持ちになることですが、これは戦後のマスコミの影響で核家族が良いんだという考え方を脳髄に滲みこまされているためですから、そう簡単には無くすことができないという厄介な問題です。私なども理屈は判るが、実際に対応できるかというとちょっと考え込んでしまいます。
その次に、地域の人たちとのかかわりです。私は、小学校と4?の距離を往復していて、悪さをしたりした時には通りすがりの田畑で働いている小父さんなどに、よく叱られたものです。今はそういうことが少ないように思います。何しろ相手の方が私たちより体力がありそうで、ギロっとした目で見られるとついつい口をふさいでしまいます。
これについては、法政大学の尾木先生のこの地域での講演会で、大人が壁を作って守るというもので、親がどうにもならないような場合でも、地域の大人がタッグを組んで子供を地域の宝として守るということが大事だとのことです。
大人がタッグを組んで、子供に対応すれば、子供たちは言いたいことを言っても我儘は通らなくなって、我慢をするということや、他人との対応能力を身につけていく。
私たちの地域では、雨の日も風の日も各団体が通学路に立って子供たちの見守りをしていますが、これなんかは良い例だと思います。
また、お祭りなどでは、意気盛んな青年に囲まれて後継者として教育されていきます。屈強なお兄さん方に囲まれていては、生意気を言っても通りませんから、子供には良い教育の機会だと思います。
後、学校ですが、地域の様々な専門家を活用して、地域の大人と子供たちのつながりを大事にしています。私も地域の小学校でパソコンクラブの指導を行い、三越コミュニュケーションサロン様のブログを利用させていただき、ご協力を得て子供一人一人にブログを作ってもらいました。私にとっても大変良い思い出であり、子供たちのインターネット教育にも役立ったことだと思います。
飯田市では聞きませんが、モンスターペアレント問題、子供の教育はすべて学校に責任があるという考え方の人も多いですから、何かトラブルがあると、自分の子供は悪くない学校や担任が悪いと怒鳴りこんでくることもあると思います。
先生方を守るのも地域力だと思います。まず同級生の子供が問題を起こし、いじめをしているとか、問題行動が多いときには、担任の先生や、学校で何らかの対応をしようとしているのは、学級PTAの中で何らかの情報が伝わってくるものですから、先ずは学級PTAの中で、自分の子供たちに様子を聞いて、学級PTAの中で状況を確認して、やはり子供の方に問題があるという場合は、集団でモンスターペアレントを抑え込み、担任や学校にストレスを与えないことが大事だと思います。
かわいいわが子の教育に精魂かけてもらうためには、モンスターペアレントのような人たちから先生がストレスで押しつぶされないよう守ってあげる必要があると思います。
これらの活動は、ちょっと有能な方々が地域にいればできることですから、行政もマスコミもそういう方向を目指して活動するなり、宣伝してほしいものだと思います。
明日から、もっと広くて深い問題について考えていきたいと思います。
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