ビレジャー通信11号が届きました。農山村の荒廃は、食糧事情の悪い日本では来年5月、海外からのM&Aの標的に合ったらひとたまりもなくなる恐れがあり、それを乗り切れたとしても後20年から30年後にBRICS諸国の追い上げで自分で食べるものは自分で作れという時代が到来する可能性があり、賢者は最悪を想定し楽観的に行動する、ということからして、都会に住む人にとっても農山村を守るということは他人事ではありません。ぜひお読みください。清内路村の古木ミズナラの木が映画に出たそうです。完成したらぜひ見てみたいです。皆様ににもご報告します。
┏ 清内路の山里から ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┣━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ◆ビレッジャー通信◆ 11号
┃清┃内┃路┃く┃ら┃ぶ┃ 清内路をみんなで楽しむために
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━ 2006.11.30
清内路ビレッジャーの皆様、お変わりございませんか。
清内路の情報をお伝えするメールマガジン「清内路くらぶ」第11号をお送り
します。
まず嬉しいニュースから。
飯島町在住の後藤俊夫監督がメガホンを取る長編映画「Beauty(ビュー
ティー)」―美しきもの」の撮影が11月3日を初日として、下伊那で初めて本村
の国指定の天然記念物「小黒川のミズナラ」を舞台に、歌舞伎俳優の片岡孝太郎さ
んや俳優の井川比佐志さんも参加され行われました。
また、26日の大鹿村での撮影には、清内路からもエキストラで村民の方が多数
参加しました。
村民が大事にしている「ミズナラの木」が、映画に登場する訳ですから、どうい
う映画になるのか、今から完成が楽しみです。
ところで、全国的にも今年は、熊が例年に増して出没し、人身への被害も多く見
られました。本村でも、人身への被害はなかったものの、熊を見かけたという話は
多く役場にも寄せられました。
清内路村の山々は、ミズナラに代表されるように、広葉樹が多く、紅葉が美しい
のですが、そのことは、動物たちにも良い環境なのでしょう。それでも、多くの熊
や猪が人里近くに来ているわけで、山が荒れてきている証拠。
清内路村でも人口減少が続いています。このまま人が住まなくなってきたら、山
の荒廃はさらに進むことでしょう。
「住む人を増やす」こと、このことが「清内路」が生き残る道であり、かつ、最
大の課題です。
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●イベント情報
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☆12月の清内路村のイベントのご案内
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<村づくり講演会のご案内>
●村の動向
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☆清内路村計画審議会開催
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●リレーメール
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☆総務振興課 松井 徳彦です。
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●今月の一枚♪
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☆「小黒川のミズナラ」が映画の舞台に!
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●イベント情報
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☆12月の清内路村のイベントのご案内
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<村づくり講演会のご案内>
12月17日(日)午後2時から、講師に早稲田大学教育・総合科学学術院教授
で総務省過疎問題懇談会座長の宮口としみち氏をお迎えして、老人福祉センターを
会場に「村づくり講演会」を開催します。
内容は「過疎山村自治体のこれからを考える」です。大勢の皆さんのご参加を
お待ちしています。
お申し込みは役場総務振興課(0265−46−2001)まで。
【池内 武久】
【講演内容】
○過疎と少子高齢化の問題は、清内路にとっても大きな問題です。また、全国で
市町村合併が進められ、今後の流れは道州制の導入に向かっています。
○このような大きな時代の変革期を迎え、個人間や自治体間の格差は一層広がり
を見せ、山間・過疎地域の自治体やそこに暮らす私たちが置かれている状況は、
厳しさを増すばかりです。
○一方では、団塊の世代のふるさと回帰への気運が高まり、都市住民と農山村と
の交流や移住も地域活性化の有効策となっています。
○こうした流れの中で、国全体の流れは今後どのような方向に向かうのか、全
国各地の過疎地域はどのような状況にあるのか、自分たちの集落が個性を持
った魅力ある地域としてどのように生き残っていったら良いのか。幅広い観
点から分かりやすく解説していただきます。
●村の動向
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☆清内路村計画審議会開催
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11月7日(火)に、第1回目の計画審議会が開催され、村の今後のあり方を示
す「地域づくり指針」の策定が始まりました。そして、村民の皆さんに、村の今後
を考えていただく「アンケート」をお願いするところから、まず第一歩を
踏み出したところです。
これまでも、村づくりの指針となる「総合計画」はありましたが、平成10年に
策定したこの計画は、「行政主導」で作られた膨大な内容のもので、正直、村民が
目を通したことはほとんどない内容と思われます。
この反省の上、今回は、村民の皆さんが積極的に参加し、村民の皆さんの気持ち
を把握した上で、「指針」の策定を行いたいと考えています。
内容的にも、村民の皆さんに目を通していただける程度のボリュームで、わかり
やすい表現にしていきたいと思います。 【松井 徳彦・桜井 佑介】
●リレーメール
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☆総務振興課 松井 徳彦です。
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皆さん、こんにちは。
松井徳彦といいます。
主に会計の仕事をしています。
今の清内路はといいますと、鉛色の空から、今にも白いものが舞い降りてきそう
な日々が続いています。
紅葉した葉は、わずかな風にも耐え切れず、木々を離れて落ち、地面や川面に
赤や黄色の錦絵を彩ります。
先日、隣村の阿智村岡庭一雄村長を迎えて講演会が行われました。
居住の自由が保障されている以上、人それぞれが持つ、幸せに生きたいという自
己目標を実現できる客観的条件が、どの程度その地域に備わっているかで、「主体
者」である住民は移動の可否を判断する。村づくりは、この自己実現を阻害する要
因をいかに取り除くかにある。というような趣旨のお話でした。
講演会に参加されたある一人暮らしのお年よりから、「村外にいる子供のところ
に行っても居場所がない。この地に骨を埋めるつもりだ」との発言がありました。
胸を締め付けられるような刹那さとともに、身内や都会の便利さよりも、この地
に住み続けることで幸せの意義を見出そうとする強い意志を感じました。
これらの方々に地域住民は、行政は何ができるでしょうか。
「地域愛に勝る地域づくりはない」。最後に述べた岡庭村長の言葉が心を揺すりま
す。【松井 徳彦】
●今月の一枚♪
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☆「小黒川のミズナラ」が映画の舞台に!
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冒頭にもお伝えしましたが、映画の撮影の模様を写真に撮りましたので、お伝え
します。
「小黒川のミズナラ」は、高さ18.2メートル、幹周り7.25メートルの巨
木で、樹齢は約300年です。1996年に国の天然記念物に指定されていますが、
姿の美しさが今回の作品のコンセプトに合致していることから採用されたとお聞き
しました。
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清内路村役場(ビレッジャー事務局)
〒395-0401 下伊那郡清内路村375番地1
電話:0265-46-2001 FAX:0265-46-2016
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