あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
戦争の理論で有名なものにランチェスター理論と言うのがあり、これは、私達のような小規模の自営業者にも役立つ経営指南書と言うことなので読んでみたのですが、その中に、ランチェスターの第一法則、第二法則と言うのがあり、第一法則は昔の武士の一対一で対峙して戦う場合についてのもので、第二法則と言うものが、近代的な戦争についてのものです。

第二法則では、戦闘力=兵器の性能×戦闘員の二乗として計算できるとしています。

これでいきますと、各国の戦闘能力は、兵器が同等であれば、兵隊さんの数の多いほうが強いと言うことです。それで各国の兵隊さんの数を調べてみました。

データーの出所は下記ホームページからです。外務省からのものだと言うことですが、年度が書いてありませんでした。
 
日本 23.5万人 
北朝鮮 120万人 (韓国国防省国防白書) 
韓国 68.6万人 
中国 227万人 (中国大使館の資料) 
アメリカ 141.2万人
ロシア 140万人 

単純に計算しただけでも日本が韓国と互角に戦うためには、現在の自衛隊員数なら8倍の性能の兵器を持たなくてはいけないことになり、とてもでは有りませんが、中国やロシア、アメリカと互角に戦える状況ではないことが分かります。要するに海外諸国と互角に戦える戦闘能力を持つためには、武器性能は今でも相当高いと言うことですが兵隊さんの数を対中国を考えるなら約10倍、ロシアなら約6倍増やさなくてはならないと言うことになります。

戦いは局地戦になるので、そんなにいらないと言う人もいますが、もし戦闘が勃発すれば、クラウゼビッツの本によれば、敵が将来も立ち直れないほどたたくということが基本のようですので、最初は小競り合いから始まった戦争でも、国の面子をかけた全力投球に移ることも想定しておかなければならないでしょう。

軍事力に頼って国土を守るということは実際問題として不可能だと思います。また、少しだけと言うことは実際の戦闘ではほとんど意味が無いことですから、言ってみればお飾りのためにお金を使っているようなもので無駄の塊と言っても過言ではないと思います。

やはり、戦後軍事力無しでやってきた平和的方法で今後もやっていくということが、戦争の最善の戦略である「戦わずして勝つ」を具現できる方法ではないかと思います。

データを参照させていただいたページ

2007 07/08 09:11:48 | none | Comment(0)
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