あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
朝3時頃、インターネットでテレビ番組表を見たときには、国会審議の番組は見られなかったようなのに、10時半頃一休みと思いテレビを見ましたら、国会中継をやっているではありませんか。まあ良かったと思いながら少し見ていましたが、防衛相答弁にはがっかりしました。

まず一番がっくりしたのは、兵站活動(戦争における、水や給油、武器の補給、兵隊の輸送など)は、直接の戦闘ではないので戦争参加にはならないと言い切っているのです。どんな戦争に関する本を読んでも、兵站活動は重要な戦争活動の一端であることは明白ではないでしょうか。いつも私が頼りにしているクラウヴィッツの「戦争論」でも、特に長期に渡る戦争では、最先端の戦闘より重要なことだと書いてありました。

防衛相を務める人が、孫子の兵法やクラウゼヴィッツの戦争論、ランチェスター戦略の本を読んでいないということは考えられず何か意図があって強論しているのか、ほんとに読んだことがないのか。

それにしても、高度な技術が無いとできないことで、自衛隊以外は安全上できないことだと言っているわけで、軍事力の海外派遣をしていると認めているわけで憲法違反は明白なことではないかと私は思うのですが。

灼熱の太陽の下で頑張っている自衛隊の人たちのことを思ってくれというようなことも言っていますが、憲法違反疑惑があって、罪も無いアフガニスタンの人々を巻き添えにしている戦闘の後方支援をさせられている自衛隊の人たち。これをさせているのは、自民党・公明党連立政権です。全くお気の毒だと言わざるを得ません。

二番目に、自衛隊の給油活動の効果について、アフガニスタンの大量の麻薬を海外に送り出すことを防いでいると言うのですが、アフガニスタンの麻薬生産量は、タリバンが倒れてから増え続けているということで、世界の90%を越す生産量の大量の麻薬を、どのように止めて効果があったのか全く分かりません。

もし、海上での運輸ができなくなっているとしても、他の方法でいくらでも国外に出せると言うことであれば、海上封鎖などは麻薬に限って言えば無駄なことであると言うことになると思います。

三番目に、自衛隊の活動記録、数か月分を誤って焼却してしまったということですが、これも長野県の例で言いますと、オリンピック招致の際の帳簿を全て償却したと言う信じられないことがあって(この場合は法令違反ではなかったようです、保管期限が定められていなかったので焼却したと言うことです)資料が無ければどうやっても追求できないことから、現場のミスだぐらいで済まそうという魂胆ではないかと思えてしまいます。

これに、前防衛事務次官や、防衛大臣の政商との癒着疑惑。とても実力部隊である自衛隊を、文民統制できる人たちでも、組織でもないと言う実態からきっぱり法案審議をやめて、このああでもない、こうでもないと言う議論をするエネルギーを、今の日本が抱えている諸問題の解決、今後の日本をどうやって建て直し、世界に冠たる日本であるための方策審議に費やしてもらいたいものだと思います。そうでなければ、とても社会福祉や教育、荒廃していく農山村を中心とした日本の国土や、観光地復活などできたものではないと思います。



2007 10/27 08:51:13 | none | Comment(0)
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