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昨日は母のインターネット接続も問題なく、天候も上々で下條歌舞伎に午後いっぱい行ってきました。車の台数も多く、大型バスも入っていてこの歌舞伎でバスを見たのは初めてでした。まずは、展覧会を見なくてはと展示場を一巡。いつも思い出すのですが、私が小学生だった頃は、まだ統合前の村で、小学校で文化祭があり達筆の墨書、生け花、絵画等々が各教室に飾られていたもので、飲食しながら楽しんだことを思い出します。中学生になる年に合併してその後は開かれていたかどうか忘れてしまいましたが最近ではやっていません。
農協の支所はなくなり、郵政民営化で郵便局業務も金融部門はなくなり、もうじき村で一つの保育園もなくなるそうです。診療所も廃止が検討されているようです。飯田市でさえ、来年から里帰りお産の受付をしなくなると言うので、娘が結婚して第一子を生む時には飯田市営病院でと楽しみにしていたのですが残念です。もうこの世も終わりかと思ってしまうほどです。
そういう中でこの村は、出生率日本一だとか、人口増加率も多いとか、立派な村です。文化行事にも力を入れていて、若者とご老人が共生出来ている良い村だと思います。
農村で生活してみたいとか、子供を文化的雰囲気の中で育てたいと言う方がいらっしゃいましたらお勧めの村です。昨日も歌舞伎保存会の会長さんが、役者の卵の募集をしていましたので、いい機会だとも思います。
たくさん写真を撮ってきたのですが、私にとってこの村の歌舞伎の特徴は、今日の写真で見ていただけるように、歌舞伎の進行と平行してオーバーヘッドプロジェクターで説明してくれることです。太夫の語りにしても、役者の台詞にしても、現在ではほとんど使われない言葉も含まれていますから、金襴とした舞台を見ているだけよりかはるかに楽しめれます。前にも書きましたが、ここの歌舞伎のお蔭で歌舞伎というものが好きになりました。結婚したばかりの頃、妻の父が日本橋だったかの歌舞伎座に連れて行ってくれたのですが、何を言っているのかサッパリ分からずいびきをかいて眠っていたようです。オイルショックで田舎の工場に来ましたが、こういう趣味ができたことは得だった一つと言えると思います。
来年も時期が来ましたらご紹介しますので、ぜひお越しください。11月23日勤労感謝の日です。
今年の歌舞伎公演は全て終わってしまったのですが、大鹿村、伊那市等を中心にして作成された映画ビューティーのふるさと上映会が12月まであります。もう終わってしまった所もありますが、興味のある方は是非どうぞ。詳細は、下記「日本でもっとも美しい村・大鹿村」をご覧下さい。
映画「Beauty」ふるさと上映会