心もリッチ
「いくらでも大きくなっていいんだ」  

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 『地球交響曲』の出演者のひとり野澤重雄さんは、たった一粒のごく普通のトマトの種から遺伝子操作も特殊な肥料も一切使わず13000個も実のなるトマトの巨木を育てた人である。私は野澤さんにお願いして、映画のために種植えを行ない、13000個の実がなる巨木に成長するまでの過程を撮影した。

 このトマトの成長過程が、6人の出演者のオムニバスであるこの映画の縦軸となり、最後の楽章『誕生』では、幹の太さ10?、葉の拡がり直径10mの巨木に成長したトマトが、一時に5000個以上の真赤な実をつけている姿を紹介することができた。

  野澤さんになぜこんな“奇跡”のような事ができたのかの詳しい説明は、映画を御覧いただきたい、と思う。
  89年の7月、種植えを開始するにあたって、野澤さんは私に次のような事をおっしゃった。

  「技術的には何の秘密もないし、難しい事もないんです。ある意味では誰にでもできます。結局一番大切なのは育てている人の心です。成長の初期段階でトマトに、いくらでも大きくなっていいんだ、という情報(十分な水と栄養があるんだという情報)を与えてやりさえすれば、後はトマトが自分で判断します。トマトも“心”を持っています。だから撮影の時にはできるだけトマトと心を通わせ激励してやって下さい」
2007 02/19 12:22:22 | none | Comment(0)
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