|
前回は夏にかかりやすい病気についてご紹介しましたが、今回は冬に多い赤ちゃんの病気についてご紹介します。 寒い季節、冬に多い病気としてはインフルエンザ、溶連菌感染症、ロタウイルス感染症が挙げられます。 インフルエンザは、毎年冬から春にかけて流行する風邪です。 特にこのインフルエンザは、風邪の中でも症状が重いことが特徴として挙げられます。 ウイルスに感染してから症状として現れるまで1〜2日で発病し、高熱、鼻水、咳や嘔吐、下痢などの症状が出ます。 赤ちゃんは大人のように不快感を表現することは難しいので、ワクチン接種をおすすめします。 また、インフルエンザは大人もかかるものですから、赤ちゃんだけでなく関わるご家族皆様も予防接種を受けましょう。 次に、溶連菌感染症です。 この病気は、冬から夏の初めまで流行しますが赤ちゃんが感染することは少ないと言われています。 高熱や頭痛、喉の痛みが症状として挙げられます。 かかってから数日後に発疹が出て、熱は1週間くらい続きます。 発疹は熱が下がったころに消えますので痕は残らないでしょう。 最後にノタウイルス感染症です。 11月から2月頃に、赤ちゃんがかかりやすい病気です。 症状としては白っぽい水のような便が出ます。 吐き気のほか、発熱、鼻水、咳も出るため、初めのうちは風邪と間違いやすいでしょう。 原因としては、風邪のウイルスで、この病気の名前にもなっているノタウイルスです。 とにかく脱水症状にならないよう、頻繁に水分摂取させましょう。 脱水にさえ気をつければ3,4日くらいで治るでしょう。
|