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2008年
5月14日(水) 女子テニスのエナンが現役引退を発表した。 母国ベルギーで行なわれた記者会見では、涙を流すこともなく、 「もう気持ちが残っていない。思い残すことはない。」ときっぱり語ったそうだ。 今年は不調で、いろいろ悩んでいたそうで、 「世界王者として必要な精神力が、もう無くなった」ので引退するとのこと。 25才。世界ランキング1位。
ああ〜あ、残念だなあ。まだまだ充分やれるし現役「女王」なのになあ。 6月には4連覇のかかった全仏オープンがあるのになあ。 と、いろいろ思ってしまったけど、 スポーツ選手にとって「モチベーションが上がらない」のは 「勝ちたいという意欲が沸かない」ということだから、これは冷静な判断だね。 体と技術が充分やれる状態でも、メンタルがついてこない・・・てことなんだね。 それをまたベストなところまで引き上げていくのは、困難なことなんだと思う。
エナンは小さい体で、フットワークと戦術を武器にしてるから好きだった。 ヒンギスも同じなんだけど、エナンにはもうひとつ、「冷静さ」があった。 常に自分を保つ、試合を読む、相手を読む。だから自分のテニスが出来る。 これは見ていてすごく面白かったし、見応えがあった。 敵にまわすと怖いよね。
あ〜あ、さみしいなあ。
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