2月9日(土)、チューリップのライブをBSフジで見た。
昨年、最後のアルバム『RUN』をリリースして、6月から全国コンサートツアーが始まり、
その東京公演である10月21日、東京国際フォーラムホールでのステージだ。

思っていたよりも若々しいし、演奏はしっかりしてるし、いいライブだった。
なんか、元気になってるぞ。若いぞ。びっくりしたぞ。
最後なんで代表曲オンパレードかと思ったらそうでもなく、渋い選曲だったな〜。
それをすっきりとした表情と演奏でやっていくもんだから湿っぽいムードは無し。
ほんとにこれがラストツアー?と疑うくらいの、明るくて潔いステージだった。
しかも「青春の影」が本編ラストかと思っていたら次の「Shooting Star」で終わり。
アンコール1曲目が「2222年ピクニック」で、すごい嬉しいけどびっくりした!
最後も「魔法の黄色い靴」をお客さんと大合唱して、終わったーと思っていたら
そのあと淡々と、ほのぼのと「二人で山へ行こう」を歌って、これで終了。
なんか、わざと「泣きどころ」をはずしていく・・・みたいな構成だったなあ。
そこがすごく良かったし、ちょっと笑えたよ。

チューリップは好きなんだけど、復活後は期待も興味も沸かなかった。
メンバーも歳をとって全盛期の勢いは無いだろう・・・と思っていたし、
財津和夫とほかのメンバーとの間に起こった確執でバンドは分裂したのだから、
それがまた一緒にやっているのは、なんか引っかかるものを感じていたのだ。

今回は「これが本当に最後になります」という公式コメントがまず発表されて、
それからスタジオに入って、最後のアルバム『RUN』をつくり、
リリース後に全国コンサート・ツアーに出発し・・・という流れだった。
だから、解散ではあるけれど、1989年の解散時と違って、
自分たちでチューリップの「幕を下ろす」ということなんだな、と思った。
でも、いまのチューリップ自体、再結成した「復活」組なんだから、
なんか、解散を「売り」にしているみたいで、良い印象がなかったんだよね。

そういう気持ちでいまのチューリップをみていたから、このライブには驚いた。
そして、「自分たちで幕を下ろす」という意志で全員がひとつになっているから、
こんなにスッキリとした明るいステージになったのだ。
なるほどな〜と納得できたし、そのことに気がついたらすごく感動した。
演奏は力強いし、コーラスもバッチリで、本当にすごく良かったもんな〜。

このツアー、広島公演も倉敷公演もあったので、行けばよかったなあ。
2008 02/12 22:51:39 | 音楽 | Comment(0)
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