松本智津夫被告(51)が死刑になりそうな雰囲気である。
およそ、罪は『法』に背くことによって罰を与えなければ、その社会が成り立たない、規律の問題である。無法状態、それは避けなければならない。
日本人で、その基礎教育で『法』を習う機会は少ないであろう。「道徳」の授業も軽視されていたような・・・
だが、ほとんどの人は今やっていることが違法なのか、合法なのか、を薄々判断できるようである。もちろん、知能犯は『合法ドラッグ』のように違法すれすれのこともやるが・・・
ニュースを見ていると「この犯罪で、この刑か?」と思うことがしばしばある。
また、タブー視されているようだが、『精神病と犯罪』の関係も難しいことがあると思う。『戦争』などでは『殺人』も肯定される。戦争状態下、では『軍法裁判』で処理される。
精神病で犯罪を起こすと『措置入院』で処理される。
A級戦犯が埋葬されているところに首相が参拝すると反対運動が起こる。昔は、キリシタン教徒であるということが罪になった。歴史上有名な人物も『心の病』を持っていた場合が多い。神風特攻隊も英雄視されている。
もちろん、オウム事件は罪である。トップの松本智津夫に極刑が求められることも理解できる。
だが、こうした事件が起こるたびに辛い思いをするのは刑を受ける者よりも、『精神病』を患っている多くの人々であることも忘れないで欲しい。