Pregnant 妊娠した
を日本語の文章で見かけることが少ない。
あいつら一発やったな、いや毎晩かなぁ、とは思っても
神(God)からの授かりもの とはあまり思わない。
日本では、生命は土からいでし、土に還るもの
という概念が強いのだ。
それに対し西洋では sex 性 が 性交 と同じ意味を持つにも関わらず
子供は神(God)からの授かりもの 生を終え 天国(地獄)に行くとされる。
子供の聴く昔話がそうであるように
桃から生まれた桃太郎
竹から生まれたかぐや姫
ポンと出てくるのだ。
むろん、古事記などでは 性器を象徴するものも出てくるが
一般的にはドロドロしたものからポンと飛び出す。
これに対し西洋、特に、アメリカでは
今こうあるのだから、昔の舞台設定にすればこうだろう、
といった話が多い。
そこには貧富の差、美貌の差、生い立ちの差が色濃くでる。
またその話の作者の名前がはっきりしている。
こういった現在の問題を過去にすり替えるといった作品は
なかなか日本人には理解しがたい。
そもそも物語の執筆時点での社会環境がその物語に強い影響を
与えているのだから、それを理解しないと話は進まないことになる。
妊娠はマリアの受胎を意味し崇高なものとされるのだ。
日本でも妊娠は崇高なものされるが決して、マリアの受胎と
同一視されることはない。
アメリカの昔話は日本の落語に近い。
ちょっと、面白い説なので、後で練り直すかも?
古文がそれに近いという人がいるかもしれないが
それはヨーロッパの話でアメリカには通じない。