2004年2月〜の日記から抜粋したものです。
※投稿日時は日記の内容とは関係ありません。
逃げてはいけない

目をそらしてはならない

‘それ’は私の嫌いなものでない

私の恐れるものではない

いつもいつも

何かの為に誰かの為に

壊し傷つけ守るものは

この鼓動以外には

この激しい動悸以外には

名を奪われ

母を喪い

視界を塞がれても

瞳から汗 背中に滴るひとの涙

硝煙弾雨で麻痺した耳鼻(レーダー)

信じられるものは

いつか愛された記憶だけ

較べるのはいつも

自分とでいたい

皆 自分のことに夢中で

‘それ’に気づいてない

生まれてすぐに

木っ端みじんのあの子と私

どこが違うというんだろう

砂塵に遠く遠く

微かに瞬く星は

今でもどこかで愛とか夢だとか

呼ばれているのだろうか?

それでも私は往く

いずれ逝くならば

せめて祈りを

この熱にこめよう

朦朧とする

震える指で

ここに記そう

















2006 09/12 23:52:49 | none | Comment(0)
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