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ここ近年、「明るい不登校」というケースが増えてきているといいます。
いったい何が明るいのかというと、不登校のころの最初は誰とも口をきかなかったり部屋にこもりっきりだったりして引きこもりっぽかったのですが、最近ではテレビを見たり、おしゃべりもしたりしてはたから見ている分にはいたって普通というパターンだそうです。
こういうパターンにはどういうことが隠れているかというと、不登校が始まったころは親も先生も何が原因なのだろうと必死になって探ったりして、子供に聞くたびに嫌な顔をされたりして(特に学校の話になると嫌な顔になる)たのだが、そのうち気を使ってなのか何も言わなくなると段々雑談位はできるようになってきて話ができるようになってくるという感じのケースが多いようです。
ここ近年ではこういった不登校に対する対応策として「じっくり待ちましょう」「本人の意思を尊重しましょう」というような対応策が多かったようです。
しかしそれでは子供が本題から逃げているのを黙認しているだけのような気もしないでもありません。
肝心な話題を避けて、差しさわりないことだけを話すのでいつしか放置状態になってしまい。結果的に不登校が長期化してしまう結果になってしまう場合があります。
明るい不登校の裏には悲しみや怒りが隠れているかもしれません。
これを外に出さない限りは本当の改善に繋がらないかもしれません。明るいからと言って安心しないようにすることが大切です。
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