2009年 05月 13日 の記事 (1件)


中米パナマで、ある風邪薬を服用した人が死亡した事件がありました。
また北米では、あるペットフードを食べた犬や猫が死んだ事件があります。
それぞれで、原料から毒性物質が検出されたのですが、その原料は中国企業のつくったものだったのです。


北京東部の市場では、中国東北地方産のキクラゲが麻袋に入れられ、所狭しと置かれています。
その値段は、500グラムで10元〜30元と差があります。


キクラゲを市場に卸している人によると、安いものは薬を使用して加工しているそうです。
キクラゲと種類が異なるきのこに、鉄くずや硫酸マグネシウムなどを混ぜ合わせた薬品を付けて、本物のように見せているといいます。


偽キクラゲは、2006年3月には山西省で約100キロ、北京では2001年に約280キロ、四川省成都では約3000キロ見つかっています。


中には、工業用のインクで着色してあるような、常識では考えられないものも見つかったそうです。
そのような偽装を行っていた為に、キクラゲを食べた人は、下痢や嘔吐の症状が現れました。


また、2003年に安徽省で起きた偽粉ミルクの事件は、中国の人々にも衝撃を与えました。


この事件によって、229人もの幼い乳児が栄養障害となり、そのうちの12人は死亡してしまいました。
この偽粉ミルクは、でんぷんなどに香料を混ぜたという粗悪品でした。


日本では、中国から農産物をたくさん輸入しているので、このような事件は関係ない、とは言えませんね。
そのような食品が日本に輸入されていると思うと、ゾッとしてしまいます。 
2009 05/13 20:44:16 | 食品偽装問題について
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